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椎葉大翼

日本のゲームミュージックの作曲家 ウィキペディアから

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椎葉 大翼(しいば だいすけ)は、日本ゲームミュージック作曲家。元任天堂所属で、退社後はフリーランスとして活動している。

概要 椎葉 大翼, 出身地 ...

略歴

熊本県出身、千葉県で育つ[1]。子供時代にはエレクトーンを習っていたが、その中で作曲の課題が出されたことをきっかけに作曲に興味を持ち、親に買ってもらったパソコンで音楽を作るようになる。中学2年の時には音大入学を目指すため楽器をエレクトーンからピアノに変え、和声対位法などの音楽理論を習い始める[2]

学生時代の1998年に開催された「第3回 アスキー エンタテインメント ソフトウェア コンテスト」にて、自作曲『March ADVANCE』で音楽作品奨励賞を受賞[3][4]。その後、アスキーおよびエンターブレインが発売したRPG制作ソフト『RPGツクール2000』『RPGツクール2003』に楽曲提供を行う。

進学した洗足学園音楽大学では作曲を専攻し[5]2004年には吹奏楽曲『マーチ・プログレス』の作曲で下谷賞の佳作を受賞[6]。また、在学中には任天堂が主催していた学生向けセミナー「任天堂ゲームセミナー」を受講[7]

2005年4月に新卒で任天堂に入社し企画開発本部企画開発部サウンドグループに所属[3]、『英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け』『トモダチコレクション』『いつの間に交換日記』などの楽曲を担当する[8]

2013年10月に任天堂を退社した後はフリーランスの作曲家として活動を開始し[3]、主にインディーゲームの楽曲を手掛ける。また、自身の楽曲を演目とするコンサートを開催している[2]

2023年より洗足学園音楽大学・作曲コースで非常勤講師を務めている[9][10]

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人物・作風

尊敬する作曲家の一人として、崎元仁を挙げている。崎元が楽曲を担当したスーパーファミコン用ソフト『伝説のオウガバトル』の音楽を聴いた際に「ゲーム機の中にオーケストラがいる!」「なんてワクワクする音楽なんだろう!」と感じたという。また、スネアドラムティンパニドラムセットなど打楽器全般の使い方が飛び抜けて格好いい、とも語っている[8]

フリーランスになってからの楽曲は、弦楽四重奏ピアノ独奏、バンド演奏など生楽器を用いることが多いが、その収録の際には、オープンリールテープを備えたスタジオでアナログ録音するという、現在では珍しい手法をとっている。これにより、テープ独特の中低音がふくよかなサウンドとなることや奏者が一斉に演奏するライブ感で音楽が上質なものになるとしている[8]

作品

要約
視点

特記のない項目は作曲を担当。

ゲームソフト

学生時代

任天堂在籍時代

フリーランス時代

その他の作品

  • オーディオドラマ『幼馴染との帰省を決めた12月12日の夜の話』(2022年、株式会社コトリボイス)[35]
  • オーディオドラマ『彼を吸い終えるまでの8年間の話』(2022年、株式会社コトリボイス)[36]
  • オーディオドラマ『好きになりそうな人と写真を撮った夜の話』(2022年、株式会社コトリボイス)[37]
  • オーケストラコンサート『NJBP Live! #13 ~下丸子全曲演奏 オホーツクに聴ゆ~』(2024年、新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団) - 編曲[38][39]

脚注

外部リンク

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