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楯の川酒造
山形県酒田市に本社を置く酒造会社 ウィキペディアから
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楯の川酒造株式会社(たてのかわしゅぞう)は、山形県酒田市に本社および工場を置く日本酒の蔵元。
歴史
1832年(天保3年)に、上杉藩の家臣が庄内を訪れた際、初代・平四郎に良い水があるから酒造りを始めるよう薦め、平四郎が酒母製造業を興したことに始まる[1]。1854年(安政元年)、佐藤家により酒田市(現在地)にて酒造業を開始[1]。1855年(安政2年)、庄内藩藩主の酒井忠発が佐藤家を訪れた際に酒を献上したところ、喜んだ忠発は酒銘を「楯野川」にするよう命じた[1]。「楯」とは城や砦の意味であり、蔵の近くに山楯(山楯城、山楯楯)と呼ばれる城があったことに由来する[2]。
2017年、地域に根付いた古い酒米品種を復活させることを企図し、幻の酒米「亀の尾」の親にあたる庄内地方の在来種酒米「惣兵衛早生」を県農業総合研究センター水田農業試験場(鶴岡市)から譲り受けた[3]、2021年10月、「惣兵衛早生」を使った日本酒を復活させ「Shield(シールド)惣兵衛早生」の商品名で発売[3]。
2022年6月、日本製ウイスキーの輸出が伸びていた中で、繊細な日本酒醸造の技術を活かした庄内産ウイスキーの生産に向け、鳥海山麓の遊佐町吹浦地区に約4,800平方メートルの土地を取得、ウイスキー製造子会社「月光川蒸留所」を設立し[4]山形県で2番目のウイスキー蒸留所となった[5]。2023年9月に蒸留開始、2027年からの出荷を目指している[5]。
2022年6月13日より、原酒のまま低アルコールに仕上げた「楯野川 純米大吟醸 爽流(そうりゅう)」を販売開始[6]。原料米に酒米の「山田錦」を使用している[6]。2017年に「楯野川 純米大吟醸 光明 出羽燦々」を発売したが、高級日本酒の需要の高まりと供給体制の促進などから、2022年10月に、約75日(1,800時間)かけて1 mmまで磨いた精米歩合1%の「出羽燦々」としてリニューアルし、製造数量を増やしたほか価格改定を行った[7]。
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沿革
直売店
本社の向かいに直売店「楯野川 蔵元SHOP」があり、日本酒、リキュールやグッズ、当店限定商品などを取り扱っている[8]。運営は子会社の株式会社創り酒屋が行っている。
蔵見学
11月から翌年5月ごろまで、年末年始を除く毎週土曜日の10時より蔵見学を実施している。内容は動画鑑賞・蔵見学・試飲[8]。
商品
受賞歴
- 全国新酒鑑評会
子会社・関連会社
脚注
関連項目
外部リンク
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