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震災遺構

震災によってダメージを受けた建物などで、後世に記録・記憶を残しておくために保存されるもの ウィキペディアから

震災遺構
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震災遺構(しんさいいこう)とは、震災が原因で倒壊・損傷した建物などであるが、次世代に向けて震災が起きたという記憶や教訓のために、取り壊さないで保存しておくというものである。

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気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館では、津波で天井が流された宮城県気仙沼向洋高等学校体育館が震災遺構として展示されている。

概要

2011年平成23年)3月11日に発生した東日本大震災では、幾つかの倒壊した建物を震災遺構という形での保存を求める声があるが、それをするためには多額の費用がかかったり、震災の辛い記憶を思い出したくないと思う者も多いことから、保存の是非について検討が続けられていたり、震災遺構とならずに取り壊されてしまった建物は多い。

2013年(平成25年)11月15日復興庁は、復興交付金により、保存にかかる初期費用、もしくは保存しない場合はその撤去費を支援することを発表。支援対象は市町村ごとに1カ所まで[1]。支援第1号として、宮古市に存在していた「たろう観光ホテル」が選ばれた[2]。2020年までに9件が整備された。維持管理費までは支援に含まれておらず、風化による寄付金の減少など長期維持が問題となっている[3]。これに続いて、数多くの建物が震災遺構として保存するべきとされ、そのための費用を国に求める運動が、各地で行われている。

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主な震災遺構

日本

脚注

関連項目

外部リンク

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