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特別将棋栄誉賞
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特別将棋栄誉賞(とくべつしょうぎえいよしょう)は、日本将棋連盟に所属する将棋棋士がプロ入り後、すなわち四段昇段後に公式戦で通算1000勝を挙げた時に贈られる賞である。また、通算1200勝の時にも贈られる。対局数の多くなった現代でも1年間に30勝すればベストテンに入るほどであり、通算1000勝を挙げる棋士は極めて少ない。前段階として、通算600勝で将棋栄誉賞、通算800勝で将棋栄誉敢闘賞が贈られる。また、通算1500勝達成者には特別将棋栄誉敢闘賞が贈られる。
ここでは「特別将棋栄誉賞」(通算1000勝および1200勝)、「特別将棋栄誉敢闘賞」(通算1500勝)の各受賞者のほか、節目となる通算1100勝、1300勝、1400勝の各達成者について記す。
受賞者(1000勝)
要約
視点
通算1000勝達成者(「特別将棋栄誉賞」受賞者)を達成順に記載する。
通算1000勝を達成している棋士は13名(2025年7月9日時点)。
:現役棋士 |
1100勝達成者
表彰対象ではないが、節目となる通算1100勝を達成している棋士は8人(2024年1月11日時点)。
:現役棋士 |
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受賞者(1200勝)
要約
視点
通算1200勝でも「特別将棋栄誉賞」として表彰される。
2024年3月31日現在の達成者は5名。
:現役棋士 |
1300勝達成者
表彰対象ではないが、節目となる通算1300勝を達成している棋士。
2024年3月31日現在の達成者は5名。
:現役棋士 |
1400勝達成者
表彰対象ではないが、節目となる通算1400勝を達成している棋士。
2025年1月15日現在の達成者は3名。
:現役棋士 |
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1500勝(特別将棋栄誉敢闘賞)
特別将棋栄誉敢闘賞(とくべつしょうぎえいよかんとうしょう)は、日本将棋連盟に所属する将棋棋士が公式戦で通算1500勝を挙げた時に贈られる賞である。2022年4月に新たに制定された[4][26]。
:現役棋士 |
1000敗
要約
視点
1000敗に到達した場合でも特に表彰はないが1000勝達成よりも難しいとされ、隠れた名誉の記録である。
これは、順位戦や棋戦上位のリーグ戦以外の公式戦はトーナメントであるためで、トーナメント棋戦敗退時の負け数は参加棋戦数と同数になる(竜王戦だけは原則2敗)。また、順位戦をはじめとしたリーグ戦では対局数が最大負け数であるが、順位戦以外のリーグ戦はその前にトーナメントを勝ち上がらないと参加すらできず、参加できてもそこでの成績不振はリーグ陥落に繋がる。順位戦での成績下位は降級点・降級、さらにはフリークラス編入に繋がる。フリークラス編入となった場合対局数が減少し、何より現役継続が危ぶまれる。
1000敗に到達するのは長期間現役でいる以外に、タイトル戦に出場する、本戦の挑戦者リーグ戦(王将戦・王位戦)に進む、竜王戦で2組以上に在籍して本戦前に1敗する(2組は決勝までは勝ち進まないと本戦には進めないが決勝は負けても本戦出場可能。1組はどこで1敗しても2敗目を喫する前に通算3勝できれば本戦出場できる。)、竜王戦で挑決3番勝負まで進む、棋王戦でベスト4まで進む(ここまで進めば2敗失格システムとなる)、順位戦で長期在籍するなど、長期間高い水準で活躍した者のみが到達できる[27]。
順位戦で長期在籍しつつ負け数を稼ぐ方法としては、降級・降級点を取らない程度に多く負ける(A級では4勝5敗、B1では5勝7敗、B2以下では4勝6敗ならよほどのことがない限り降級・降級点は回避できる)、降級点の取得と抹消を繰り返す(10戦全敗で降級点を取得した次の年に6勝4敗で抹消すれば2年で14敗、1年あたり7敗と降級点回避より効率いい)、降級と昇級を繰り返す(B2またはC1で2期連続10戦全敗で降級してから即昇級すれば3年で最低20敗と1年あたり6敗より多く稼げてこれまた降級点回避より効率よく稼げる)、フリークラス編入と即復帰を繰り返す(3期連続10戦全敗でフリークラス編入した直後に順位戦復帰条件を満たせば4年で30敗、1年あたり7.5敗と降級と昇給・降級点の取得と抹消よりさらに多く稼げるが60歳までしか使えない)、がある。
2025年3月31日現在での1000敗への到達者は3名で、いずれも1000敗に到達した時点で既に1000勝も達成している特別将棋栄誉賞の受賞者である。
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脚注
関連項目
外部リンク
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