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将棋栄誉賞

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将棋栄誉賞(しょうぎえいよしょう)は、日本将棋連盟に所属する将棋棋士及び女流棋士が、プロ入り後、公式戦女流棋戦通算600勝を挙げた時に達成者に贈られる賞である。1984年に制定された、通算勝ち数に応じて与えられる一つ目の賞である。この後、通算800勝で将棋栄誉敢闘賞、通算1000勝及び通算1200勝で特別将棋栄誉賞、通算1500勝で特別将棋栄誉敢闘賞がそれぞれ達成者に贈られる。

賞の創設は1984年11月。日本将棋連盟60周年の年に行なわれた「第10回将棋の日」式典の第1部として、当時600勝以上達成の棋士9名を表彰した[1][2][3]

受賞者

要約
視点

通算600勝達成者を達成順に記載する(2025年7月2日時点)。

  • 「将棋栄誉賞」受賞者:65名(うち女流棋士1名)
  • 「通算600勝」達成者:66名(うち女流棋士2名、左記2名のうちフリー1名=受賞対象外)
 :現役棋士  :女流棋士
さらに見る 達成 順, 受賞 順 ...
  • プロ入りからの最速受賞は羽生善治が達成している。続いて大山康晴、中原誠、深浦康市、森内俊之と続く[19][25]
  • 土佐浩司は唯一の七段以下の獲得者である。現行の勝数規定では公式戦560勝で八段に昇段するものの、土佐の場合は、勝数規定創設前の四段時に積み重ねた多数の勝数が昇段に反映されず、順位戦規定で五段に昇段した時に勝数規定が創設されたことに伴うものである。
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女流棋士の600勝

女流棋士であっても600勝に達すれば表彰の対象となるが、棋戦の少ない女流棋士で同じ600勝を達成するのは非常に難しく、2015年に中井広恵(フリー)が600勝に到達したのが女流初であり(中井600勝288敗)[34]、2016年に清水市代が女流2人目の600勝に到達した(清水600勝252敗)。中井は600勝達成時点で日本将棋連盟の所属ではなかったため「将棋栄誉賞」の受賞対象とはならず、女流棋士受賞第1号は女流2人目の600勝達成者の清水となった。

2000年代以降、マイナビ女子オープン(2007年)、女流王座戦(2011年)、清麗戦(2019年)、白玲戦・女流順位戦(2020年)と大型棋戦の新設で8大タイトル戦となったため、達成難易度は徐々に低くなってきているものの、女流棋戦の総対局数は、参加人数が多い棋士の公式戦より依然として少ない状況である。そのため、女流棋士が対局数を稼いで600勝を達成するためには、長年に渡って女流タイトル戦の番勝負に多数回登場するレベルの実力が必要となる。

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脚注

関連項目

外部リンク

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