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番号記号

番号を示す数字の前に置かれる記号 ウィキペディアから

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番号記号(ばんごうきごう)またはナンバーサイン英語: number sign)は、番号を示す数字の前に置かれる記号である。井桁(いげた)やスクエアとも呼ばれる。14世紀ごろ、古代ローマで重さの記号として使われていた lb に横棒を引いたものが、手書きのためだんだんと崩れて今の形になったと言われている[1]。日本ではこの記号の代わりにヌメロ(numero, No.)を使って「ナンバー」と読むのが一般的である。

#

米国では前述の由来通り質量のポンドを表すのにも使われ、その場合は「パウンド」と読まれる。北米以外の英語圏では「hash(ハッシュ)」と読まれることがあるが、これは「切り刻む」という意味の単語「hash」ではなく、絵画における技法の「ハッチング(hatching)」の一種である「クロスハッチング(cross-hatching)」に由来するとする説がある[2]。これら以外の読み方も存在する。

押しボタン式電話機には、数字に加えて # と スターマーク) のボタンが置かれ、それぞれ特殊な用途に使われる。

絵文字スタイルでは以下のように表される:#

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♯(シャープ)との違い

電話の「シャープダイヤル」や後述の業界用語などのように、この記号は「シャープ」と呼ばれることがある。しかし、音楽記号シャープ(嬰記号、)が五線譜から見分けるために、横線を右上がり、縦線を垂直に書くのに対し、番号記号 # は横線を水平、縦線を右に傾けて書かれる点が異なる別の記号である[3]

コンピューターにおける番号記号

  • 一般的なQWERTY配列キーボードではShiftキーを押しながら「3」キーを押すと入力することができる。読み方は特に決まっていないが、「ナンバー」や「いげた」[4]と読まれることもあれば、「シャープ」と読まれることもある。
ASCIIでは10進数で35、16進数で0x23の符号位置に割り当てられ、UnicodeISO/IEC 10646)にもそのまま引き継がれているため、コンピューター間でデータを交換するときの互換性が高い文字のひとつである[注釈 1]
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業界用語としての番号記号「シャープ」

テレビラジオ映画業界では、いわゆる業界用語として製作番組放送回数を意図的に「シャープ」という呼称で表現しており、番組中、スタッフ(主にディレクターAD)と演者の会話でそのまま使用されることで一般視聴者も耳にすることがある。

例えば「第100回(話)」すなわち「#100」なら「シャープ100」であり、「今何話?」ならば「今シャープいくつ?」と呼称する。

数学における番号記号

数学においては、素数階乗を表す記号として使用される。

例:5# = 5 × 3 × 2 = 30

その他

符号位置

さらに見る 記号, Unicode ...

脚注

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関連項目

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