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盛岡てがみ館
岩手県盛岡市にある博物館 ウィキペディアから
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盛岡てがみ館(もりおかてがみかん)は、岩手県盛岡市にある博物館。盛岡にゆかりのある著名人やこれらの者にまつわる人々の書簡、日記及び原稿といった資料の収集、保存及び展示を行うとともに、資料の調査研究を行っている[1]。
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概要
1973年に亡くなった吉田孤羊は、石川啄木の研究者として知られる一方、文人や歌人らの書簡や原稿を数多く収集しており、その数は700点以上にも及んでいた[2]。1993年、吉田孤羊の妻ミチや盛岡市民有志の盛岡手紙館準備会は、これらの収集品のほか、著名作家らの書簡や直筆原稿を加えた9,465点にも及ぶ資料を盛岡市に寄贈した。盛岡市は、1995年に策定した「第三次盛岡市総合計画」の中で、これらの資料を研究及び展示する盛岡てがみ館整備事業を推進し、2000年6月1日に市内中ノ橋通に新設された複合施設「プラザおでって」6階に「盛岡てがみ館」がオープンした。なお、プラザおでっての場所は、1984年まで盛岡郵便局(1987年に盛岡中央郵便局に改称)が建っていた場所であり、「てがみ館」という名称もその影響を受けている[3]。
収蔵資料は、開館前の1998年末の時点で11,405点[2]、開館後の2005年12月時点で約45,000点となっている[4]。
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展示内容
主に、近代以降の文人による書簡や原稿、日記を中心に、3~4ヶ月程度の企画展形式で入れ替え展示を行っている。岩手県にゆかりのある人物がテーマになることが多いが、必ずしも作家や文化人に留まらず、一般市民による書簡が展示されることもある。開館時に行われた第1回企画展は「てがみにみる二十世紀の人々 -知られざる先人の素顔-」であった。また、展示室の一部には、常設展示スペースがあり、金田一京助、後藤新平及び宮沢賢治の書簡などが展示されている。
このほか、展示室内のギャラリートークや、プラザおでって内の会議室等でワークショップが行われている。
入館者の推移
各年度の入館者数(有料入館者と無料入館者の合計)は以下のとおり[5]。
歴代館長
- 佐々木和夫
- 八木橋哲男
- 田鎖壽夫
- 古水一雄
- 川村敏明
- 佐藤恭孝
- 磯田望
- 平政光
利用案内
入館料
- 一般:200円(20名以上の団体は160円)
- 高校生:100円(20名以上の団体は80円)
- 中学生以下:無料
- 盛岡市内に住所を有する65歳以上の者:無料
共通入館券
盛岡市先人記念館、原敬記念館、石川啄木記念館、盛岡市子ども科学館、盛岡市遺跡の学び館、もりおか歴史文化館及び当館の7施設において、「共通入館券 」を発売している。発行後1年間、7館のうち好きな4施設に入館できる「4館共通入館券」が650円、同じく好きな2施設に入館できる「2館共通入館券」が350円で、各施設で発売されている。
アクセス
- JR東日本・IGRいわて銀河鉄道盛岡駅からバス、盛岡バスセンター下車徒歩3分
脚注
外部リンク
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