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福島和夫
日本の作曲家 ウィキペディアから
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福島 和夫(ふくしま かずお、1930年4月11日[1] - 2023年8月19日[2])は、日本の作曲家・音楽学者[3]。上野学園大学日本音楽史研究所所長、同研究所特任教授[4]。本名は石橋 和夫(いしばし かずお)[1][4]。
経歴
東京市麻布区霞町(現在の東京都港区)生まれ。玉川学園中学部中退後、独学で作曲を勉強。その後、鈴木博義や武満徹らと知り合い、芸術家グループ「実験工房」に参加。これには姉の福島秀子も参加している[1]。
東洋的な響きに近いフルートのための作品を多数発表、代表作の『冥』などが生まれる。また『エカーグラ』は1959年に来日したストラヴィンスキーによって武満徹の『弦楽のためのレクイエム』などと共に絶賛されたうちの1曲である。1970年代後半からは、日本や東洋の伝統音楽の研究に主な活動を移している。上野学園大学教授。国際現代音楽協会(ISCM)音楽祭〈世界音楽の日々〉入選(1964年・1967年)[1]。
作品
- 途絶えない詩(1953、無伴奏ヴァイオリン)
- 鎮魂歌(1956、無伴奏フルート)
- エカーグラ(1957、アルトフルートとピアノ)
- 「中有」より3つの小品(1958、フルートとピアノ)
- 伽陀迦廬那・第2版(1959、フルートとピアノ)
- 冥(1962、無伴奏フルート)
- 飛鏡(1962、フルート・合唱・管弦楽)
- 月魄(1965、弦楽・ピアノ・ハープ・打楽器)
- 水輪(1967、2台ピアノ)
- 風の輪(1968、ピアノ)
- 春讃(1969、無伴奏フルート)
- 水煙(1972、ピアノ)
著書
- 平野健次、福島和夫編『日本音楽・歌謡資料集』(勉誠社)
- 福島和夫編『中世音楽史論叢』(和泉書院)
- 福島和夫著『日本音楽史叢』(和泉書院)
脚注
参考文献
関連項目
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