福廈線

福廈線（ふくかせん）は、杭福深旅客専用線を成す路線の一部であり、中華人民共和国鉄道部が福建省の福州市から廈門市間に建設。2010年4月26日^[1]に和諧号が正式に運行を開始。

杭福深旅客専用線 福廈線
福建省を縦断するCRH1B型
概要
種別	CHR
所在地	中国
運営
所有者	中国鉄路総公司
運営者	中国鉄路高速
路線諸元
路線総延長	274.9 km (171 mi)
軌間	1,435 mm (4 ft 8+1⁄2 in)
電化	50Hz 25,000V
運行速度	200 km/h (124 mph)
路線図 凡例 温州南駅行き温福線 金温線 -19 km 福州駅 0 km 福州南駅 36 km 福清駅 福州港行き 支線 向莆線 66 km 涵江駅 支線・向莆線 86 km 莆田駅 110 km 仙游駅 139 km 恵安駅 155 km 泉州駅 泉州東駅 支線・漳泉肖線 180 km 晋江駅 226 km 廈門北駅 杏林駅 廈門高崎駅 257 km 廈門駅 廈深線深圳北駅方面

駅一覧

駅名			駅間 キロ (km)	累計 キロ (km)	接続路線・備考	所在地
日本語駅名	簡体字中国語駅名	英語駅名
福州南駅	福州南站	Fuzhou South	0	0	■温福線 ■向莆線 ■福州地下鉄1号線	福建省	福州市	倉山区
福清駅	福清站	Fuqing	36	36				福清市
涵江駅	涵江站	Hanjiang	30	66			莆田市	涵江区
莆田駅	莆田站	Putian	20	86				秀嶼区
仙游駅	仙游站	Xianyou	36	110				仙游県
恵安駅	惠安站	Huian	29	139			泉州市	恵安県
泉州駅	泉州站	Quanzhou	16	155				豊沢区
晋江駅	晋江站	Jinjiang	25	180				晋江市
廈門北駅	厦门北站	Xiamen North	46	226	■廈深線 ■廈門軌道交通1号線		廈門市	集美区

過去の構想

読売新聞の2018年の報道によると、1990年代前半には日本の新幹線方式で福州・廈門間に高速鉄道を建設する構想（総工費4000億円の9割を日本が拠出）があり、福州市トップだった習近平が積極的に推進していたが、高速鉄道の優先度は「北京・上海間が先」という中国政府の意向により、1996年頃に頓挫したという^[2]。