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空も飛べるはず

スピッツの楽曲 ウィキペディアから

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空も飛べるはず」(そらもとべるはず)は、日本ロックバンドスピッツの楽曲。1994年4月25日にポリドールより通算8作目のシングルとして発売。

概要 「空も飛べるはず」, スピッツ の シングル ...
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概要

ドラマ主題歌(後述の『白線流し』とは別)の依頼から、シナリオを読み、草野が2-3日で書き下ろした曲[4]。主題歌採用はされなかったが、シングルとして発売した[4]

レコーディング当時は、前年にアルバム『Crispy!』を担当した笹路正徳プロデューサーとのスケジュールが合わず、代わりに土方隆行がプロデュースを務め、同時期に次のシングルとなる「青い車」もレコーディングされた。5thアルバム『空の飛び方』のレコーディングから笹路が復帰し、彼の監修のもとアルバムバージョンを制作。ボーカルテイクを再録した上でリミックスされた。

ジャケットデザインはCentral67の木村豊が手掛け、今作以後現在に至るまでスピッツ関連作品のすべてに関わっている。プロモーション・ビデオ竹内鉄郎の制作。撮影場所は茨城県稲敷郡美浦村にあった東京医科歯科大学医学部附属病院霞ヶ浦分院であり、現存はしていない。老紳士役を演じているのは丸山詠二

1994年の発売当初はオリコン最高28位だったが、1996年1月からフジテレビドラマ『白線流し』の主題歌に起用され同一品番の準新譜扱いで1996年1月25日に再出荷、オリコンチャート同年2月5日付で再登場2位、翌週1位を獲得した。自身初のシングル1位であり、「ロビンソン」以来のミリオンセラーとなる[4][注釈 1]。ドラマのイメージから卒業ソングとして歌われることも多い。1996年3月に第8回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主題歌賞を受賞[5]

時代を超えたロングセラーでもあり、2023年2月度の日本レコード協会・ダウンロード認定でトリプル・プラチナ(75万DL)に認定された。[6]

2010年4月にYouTubeで配信された公式MVは2024年7月29日に1億再生を突破した。1990年代にリリースされた楽曲としては4曲目の1億再生突破となった。

2025年4月にBillboard JAPANチャートにおけるストリーミングの累計再生回数1億回を突破した。ストリーミング再生1億回突破は自身3曲目となった。[7]

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デモバージョン「めざめ」

1993年12月24日に1日でレコーディングされた[8]若干、アレンジや歌詞が異なるデモバージョンが存在する。当初のタイトルは「めざめ」であり、そのままのタイトルで『CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection』(2006年)の初回盤に付属されているボーナスディスクに初収録された。

収録曲

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演奏

ベビーフェイス

収録アルバム

空も飛べるはず

ベビーフェイス

ねごとによるカバー

概要 「空も飛べるはず」, ねごと の シングル ...

2017年にガールズバンドねごとによってカバーされた。ねごとによるカバー・バージョンは、同年に公開されたショウゲート配給映画『トリガール!』主題歌で、8月30日に同映画の挿入歌として使用された「ALL RIGHT」との両A面シングル『空も飛べるはず / ALL RIGHT』として発売された[12][13]

カバーのきっかけは、映画の監督である英勉より主題歌と挿入歌の演奏を依頼されたこと。蒼山幸子によると、依頼時点で「空も飛べるはず」をカバーすることが決まっていたとのことで、原曲を重んじながらアレンジしていくというかたちがとられた[14]。また、ねごとはかねてよりスピッツのメンバーと親交があり、草野もねごとがカバーするということから映画の主題歌として使用することを許可した[15]

ミュージック・ビデオも制作されている。同ビデオには映画で主演を務めた土屋太鳳が出演しており、土屋が東京の空を飛ぶ映像とねごとの演奏シーンで構成されている[16]

演奏

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その他のアーティストによるカバー

音源化されているもの

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未音源化のもの

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大張偉による盗作疑惑

中国の歌手・大張偉が歌った2009年発売の楽曲『偏偏愛上洋葱』(英題:Only Onion Is My Love、和訳:どうしても玉葱しか愛せない、作詞・作曲:Russo, Gioavanni・Della Vecchia, Domenico・Jeanne, Laurent)のメロディが『空も飛べるはず』に酷似していることがインターネットなどで話題となり、報道された[25]。大張偉は「(パクリと疑う人は)音楽の素質が解っていない」とコメントしていた[26]が、事務所関係者は「権利は日本からもらった」と主張しているため盗作疑惑が益々強くなった。「なぜ作曲者欄の名前が本来の草野さんではないのか」という記者の質問には「印刷のミスだ」と答えたという。また、大張偉は2006年ごろから日本の楽曲を含む盗作騒動が相次いでいる。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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