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第11回都市対抗野球大会

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第11回都市対抗野球大会(だい11かいとしたいこうやきゅうたいかい)は、1937年8月1日から8月9日まで明治神宮野球場で開かれた都市対抗野球大会である。

概要

  • 前年の記念大会を終え、通常の16チームによるトーナメントが行われる予定であったが、大陸の戦局が暗さを増す。7月には盧溝橋事件が発生し、これを受けて予選を突破していた大連市・満洲倶楽部と京城府・全京城の2チームが不参加。14チームによる大会となった。
  • 第1回大会から連続出場を果たしていた名古屋鉄道局は、打倒鉄道局を合言葉に結成されたクラブチーム・全名古屋に敗れ連続出場が途絶えた。一方東京倶楽部と全大阪は危なげなく予選を勝ち上がり、連続出場を11年に伸ばした。
  • 14チーム中初出場が5チームというフレッシュな顔ぶれの大会を制したのは八幡市八幡製鉄。前回大会でライバルの門司鉄道局が企業チーム初優勝を果たし、九州に黒獅子旗を持ち帰った悔しさをバネに、九州予選で門司鉄道局を下し、本大会でもきわどい試合をものにして、初優勝を遂げた。

出場チーム

大会

1回戦

123456789
鷹取工機部 0000000011
八幡製鉄 13050020X11

勝:角地 敗:村井

  • 第2試合(8月1日)
123456789
全呉 0200100047
大津晴嵐 02220003X9

勝:小田 敗:森川

123456789
コロムビア 20431301014
日立鉱山 0000210205

勝:鈴木 敗:三輪野

  • 第4試合(8月2日)
123456789
仙台鉄道局 0000012003
東京倶楽部 02101000X4

勝:田所 敗:小田野

123456789
全大阪 1000012206
新京満洲国 00100234X10

勝:永尾 敗:伊達

  • 第6試合(8月3日)
123456789
札幌鉄道局旭川 0000010001
新潟鉄道局 10105001X8

勝:水島 敗:相馬

2回戦

123456789
コロムビア 2000201106
全名古屋 0001001003

勝:鈴木 敗:佐藤 本:寺門(コロムビア)

  • 第2試合(8月4日)
123456789
台南州団 0010000001
東京倶楽部 02000000X2

勝:田所 敗:児玉義

123456789
八幡製鉄 0102000014
大津晴嵐 0002000013

勝:塩田 敗:小田

  • 第4試合(8月5日)
123456789
新潟鉄道局 0200003005
新京満洲国 22040020X10

勝:永尾 敗:八百板

準決勝

123456789
コロムビア 3000002005
八幡製鉄 00001410X6

勝:角地 敗:鈴木 本:塩田、大岡(以上八幡)

  • 第2試合(8月6日)-延長12回日没引き分け
123456789101112
新京満洲国 0202200000107
東京倶楽部 3010100100107
123456789
東京倶楽部 0200020004
新京満洲国 1002000003

勝:土井 敗:永尾

決勝

123456789
東京倶楽部 0001000001
八幡製鉄 01010001X3

勝:角地 敗:田所
(八幡製鉄は初優勝)

表彰選手

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