第55独立親衛自動車化狙撃旅団 (ロシア陸軍)

第55独立親衛自動車化狙撃旅団（だい55どくりつしんえいじどうしゃかそげきりょだん、ロシア語: 55-я отдельная гвардейская мотострелковая бригада）は、ロシア陸軍の旅団。第41親衛諸兵科連合軍隷下。

第55独立親衛自動車化狙撃旅団
創設	2015年11月
所属政体	ロシア
所属組織	ロシア陸軍
編制単位	旅団
兵科	山岳兵
兵種/任務	山岳戦
人員	1,300人[1]
所在地	トゥヴァ共和国クズル
通称号/略称	55115
上級単位	第41親衛諸兵科連合軍
戦歴	ロシアのウクライナ侵攻
指揮官	デニス・バリロ大佐

概要

クズル駐屯基地

2015年11月、中央軍管区隷下の山岳部隊としてトゥヴァ共和国で創設された^[1]。

ロシアのウクライナ侵攻

北部・チェルニーヒウ戦線

→「ウクライナ北東部攻勢」および「チェルニーヒウの戦い」も参照

2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻でベラルーシに配備され、北部チェルニーヒウ州で攻勢を開始し、3月にチェルニーヒウ地区ヤヒドネ村を占領したが、戦争犯罪で子供74人と障害者5人を含む住民360人を地下室に28日間監禁して高齢者10人を死亡させ、同月にウクライナ軍に撃退されてチェルニーヒウ州から撤退した^[2][3]。

北東部・イジューム戦線

→「イジュームの戦い (2022年)」も参照

2022年4月、北東部ハルキウ州イジューム地区に再配置されて攻勢を開始したが、バルビンコベで撃退された^[4]。

東部・バフムート戦線

→「シヴェルシクの戦い」も参照

2022年8月、激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、第21独立親衛自動車化狙撃旅団、第35独立親衛自動車化狙撃旅団と共に攻勢を開始したが、バフムート北のシヴェルシク方面で撃退された^[5]。

東部・スヴァトヴェ-クレミンナ戦線

→「第二次クレミンナの戦い」も参照

2023年3月、東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に再配置され、クレミンナ西のリマン方面を防御した^[6]。

東部・アウディーイウカ戦線

→「アウディーイウカの戦い (2022年)」も参照

アウディーイウカに展開する様子

2023年10月、激戦地の東部ドネツィク州ポクロウシク地区に再配置され、第1軍団、第2親衛諸兵科連合軍の救援で攻勢を開始し、2024年2月にアウディーイウカを占領した^[7]。団員が4割程度まで減少する損害を受けたと推定された^[8]。

2024年1月3日、ウラジーミル・プーチン大統領より、名誉称号「親衛隊」を授与された^[9]。

編制

• 旅団司令部（クズル）
• 第1山岳自動車化狙撃大隊
• 第2山岳自動車化狙撃大隊
• 自走砲大隊
• 高射ミサイル大隊

• 偵察大隊
• 工兵大隊
• 通信大隊
• 兵站大隊
• 整備中隊
• NBC防護中隊
• 衛生中隊
• 無人機中隊

ギャラリー

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