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菊地功

カトリック教会の聖職者 ウィキペディアから

菊地功
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菊地 功(きくち いさお、Tarcisio Isao Kikuchi, S.V.D., 1958年11月1日 - )は、日本カトリック教会枢機卿神言修道会士。カトリック新潟司教区第3代司教を経て、カトリック東京大司教区の第9代・現任の大司教である。洗礼名は「タルチシオ」。

概要 His Eminenceタルチシオ 菊地功Tarcisius Isao Kikuchi S.V.D., 教会 ...

日本カトリック司教協議会会長[1]国際カリタス総裁[2]、アジア司教協議会連盟(FABC)事務局長[3]、同人間開発局委員[4]、公益財団法人WCRP日本委員会評議員[5]、一般財団法人日本聖書協会副理事長等を務める。前カリタスアジア総裁、前国際カリタス評議員、前カリタスジャパン責任司教。

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経歴

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2024年

岩手県宮古市生まれ。南山中学校・高等学校男子部、南山大学文学部神学科卒業[6]1986年3月15日、南山教会(愛知県名古屋市)で司祭叙階された。同年から1994年まで西アフリカガーナに宣教師として派遣され、コフォリドゥア教区の小教区で主任司祭として司牧活動を行う[4]

帰国後は神学生養成担当(名古屋教区)、1999年からは神言修道会日本管区長を務める。2004年5月14日、フランシスコ佐藤敬一司教の引退に伴い、教皇ヨハネ・パウロ2世より新潟司教に任命され、同年9月20日に司教に叙階された[7]2009年から2013年まで、新潟教区長兼任の札幌教区管理者[8]2014年にはローマ教皇庁福音宣教省の委員を務める。

2017年10月25日、ペトロ岡田武夫大司教の引退に伴い、教皇フランシスコより9代目の東京大司教に任命され[9]、同年12月16日に着座[10]した。また同日から2020年9月22日のパウロ成井大介司教の着座まで、新潟教区の使徒座管理者も兼務した。2022年2月14日、日本カトリック司教協議会会長に就任。2023年5月13日、第22回国際カリタス総会において、ルイス・アントニオ・タグレ枢機卿の後任として国際カリタス総裁に選出された。

2024年10月6日、教皇フランシスコは正午のお告げの祈りの際、12月8日の枢機卿会議にて、枢機卿に親任することを発表した[11][12]

同年12月7日、枢機卿会議にて、教皇フランシスコより正式に枢機卿に就任[13]

2025年5月7日、フランシスコ教皇の死去に伴い後継の第267代ローマ教皇を決めるためのコンクラーベ(教皇選挙)に出席[14]。コンクラーべは翌8日まで続けられ、新教皇にはレオ14世が選出された[15]。(「2025年ローマ教皇選挙」参照)

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思想

LGBTへの姿勢

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『LGBTとキリスト教』と菊池大司教の推薦

日本基督教団所属でカトリック HIV/AIDSデスク委員を務める男性同性愛者の平良愛香牧師が監修し、6人のカトリック信者を含む20人が寄稿する『LGBTとキリスト教 20人のストーリー』にコラムを寄稿し、本を推薦した[16]

著書

  • 『二十一世紀を歩む教会共同体』(三本木国喜と共著、新世社、2001年)
  • 『カリタスジャパンと世界 武力なき国際ネットワーク構築のために』(サンパウロ、2005年)
  • 『開発・発展・MDGsと日本 2015年への約束』(サンパウロ、2012年)
  • 『「真の喜び」に出会った人々』(オリエンス宗教研究所、2018年)

脚注

関連項目

外部リンク

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