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藤原辰史

日本の歴史学者(食と農の思想) ウィキペディアから

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藤原 辰史(ふじはら たつし、1976年12月2日[1] - )は、日本の歴史学者農業史研究者。京都大学人文科学研究所准教授。専攻は農業史、食と農の思想、ドイツ現代史[2]

略歴

北海道旭川市生まれ[2]。島根県横田町(現奥出雲町)出身[2]島根県立横田高等学校を経て、1999年京都大学総合人間学部国際文化学科卒業[2]。2001年同大学院人間・環境学研究科(文化・地域環境学)修士課程を修了[3]。 2002年10月に同大学院博士課程を中退し[2]、翌11月より2009年まで京都大学人文科学研究所助手を務める[2][3]

2004年5月、論文「ナチス・ドイツの有機農法:「自然との共生」はなぜ「民族の抹殺」に加担したのか」[4]にて京都大学より博士(人間・環境学)学位を取得。2009年東京大学大学院農学生命科学研究科講師[2]。2013年京都大学人文科学研究所准教授[2]

受賞歴

  • 2006年 - 『ナチス・ドイツの有機農業』で第1回(2005年度)日本ドイツ学会奨励賞[3][5]
  • 2013年 - 『ナチスのキッチン』で第1回河合隼雄学芸賞[6]
  • 2019年 - 「農業と食におけるナチ・エコロジズムの批判的考察」に対して、第15回日本学術振興会賞(人文・社会科学系)[3][7]
  • 2019年 - 『給食の歴史』で第10回辻静雄食文化賞[8]
  • 2019年 - 『分解の哲学 ― 腐敗と発酵をめぐる思考』でサントリー学芸賞[9]

著書

単著

  • ナチス・ドイツの有機農業―「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」』柏書房、2005年。 / 新装版、柏書房、2012年。ISBN 978-4-7601-4152-4
  • カブラの冬―第一次世界大戦期ドイツの飢饉と民衆』人文書院〈レクチャー第一次世界大戦を考える〉、2011年。ISBN 978-4-409-51112-1
  • 『稲の大東亜共栄圏―帝国日本の〈緑の革命〉』吉川弘文館歴史文化ライブラリー〉、2012年。ISBN 978-4-642-05752-3
  • 『ナチスのキッチン―「食べること」の環境史』水声社 2012年。 / 決定版共和国、2016年。ISBN 978-4-907986-32-2
  • 『食べること考えること』共和国〈散文の時間〉、2014年。ISBN 978-4-907986-01-8
  • トラクターの世界史―人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち』中央公論新社中公新書 2451〉、2017年。ISBN 978-4-12-102451-0
  • 『戦争と農業』集英社インターナショナルインターナショナル新書 015〉、2017年。ISBN 978-4-7976-8015-7
  • 給食の歴史』岩波書店岩波新書 新赤1748〉 2018年。ISBN 978-4-00-431748-7
  • 『食べるとはどういうことか―世界の見方が変わる三つの質問』農山漁村文化協会〈かんがえるタネ〉、 2019年。ISBN 978-4-540-17109-3
  • 『分解の哲学―腐敗と発酵をめぐる思考』青土社、2019年。ISBN 978-4-7917-7172-1
  • 『縁食論―孤食と共食のあいだ』ミシマ社、2020年。ISBN 978-4-909394-43-9
  • 『農の原理の史的研究:「農学栄えて農業亡ぶ」再考』創元社叢書パルマコン〉、2021年。ISBN 978-4-422-20295-2
  • 『歴史の屑拾い』講談社、2022年。ISBN 978-4-06-529371-3
  • 『植物考』生きのびるブックス、2022年。ISBN 978-4-910790-07-7

共著

共編・編

翻訳

連載

出演

脚注

外部リンク

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