トップQs
タイムライン
チャット
視点
規定投球回
プロ野球投手が最優秀防御率タイトル獲得の際に必要とされる投球回 ウィキペディアから
Remove ads
規定投球回(きていとうきゅうかい)は、プロ野球の公式戦で投手が最優秀防御率のタイトルを獲得する際に必要な投球回である。公認野球規則9.22(b)により規定投球回は定められている。
NPB
要約
視点
概説
規定投球回は次のように定められている。
- 一軍の規定投球回 = 所属球団の試合数 × 1.0
- 二軍の規定投球回 = 所属球団の試合数 × 0.8
(小数点以下四捨五入。ただし、2008年までは小数点以下切捨て。)
かつては最高勝率のタイトルを獲得する際にも必要であったが、現在では、投球回数ではなく勝利数を規定している。
過去の規定投球回数
戦前より選考規定は幾度も改定されている。過去に規定登板数や規定完投数などが採用されたが、ここでは規定投球回数と同じく記述する。
1964年以降はチーム試合数に則した投球回数を規定条件としている。
かつては両リーグとも規定投球回数に達する投手が先発、リリーフを問わずに多く存在した。1980年代半ばより投手分業制が定着してリリーフ投手が規定投球回数に達することが珍しくなった。近年は中6日の先発ローテーション制の確立や、勝利の方程式によるリリーフ投手の重用などにより投球回数を減らす先発投手も多く、1998年や2003年のオリックス・ブルーウェーブ、2007年の阪神タイガース、2008年や2016年の中日ドラゴンズ、2018年の福岡ソフトバンクホークス、など規定投球回を満たした投手が1人もいないチームもある。2019年はパシフィック・リーグで規定投球回を満たした投手が6人で、オープナーの採用などリリーフ投手の多様化を象徴している。
2004年アテネオリンピックと2008年北京オリンピックで野球競技にプロ野球選手を派遣した際に、五輪派遣選手の規定投球回の算出基準となる試合数を、所属球団の総試合数から派遣期間中の試合数を減じたものとする特別措置が設けられた。この措置で規定投球回到達を認められたのは、2004年の和田毅(福岡ダイエーホークス、規定投球回133に対し128回1/3)のみである。
2008年まで小数点以下の端数は切り捨てたが、2009年から四捨五入に変更された。現在の規定で一軍の場合は端数が発生せず、変更はない。
1リーグ時代
2リーグ後
「チーム試合数×1.x」の年は引き分け再試合制採用年
規定投球回未満の投手の年間勝利数記録
Remove ads
MLB
ソフトボール
JDリーグ(日本の女子ソフトボールにおける最上位リーグ)では、規定投球回数は「7回×チーム試合数÷3(小数点以下切捨て)」とされている[8]。
脚注
関連項目
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads