トップQs
タイムライン
チャット
視点
追憶 (1973年の映画)
1973年制作のアメリカの映画作品 ウィキペディアから
Remove ads
『追憶』(ついおく、The Way We Were)は、1973年のアメリカ合衆国の恋愛映画。監督はシドニー・ポラック、出演はバーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォードなど。アーサー・ローレンツがコーネル大学時代に体験した学生運動を元に執筆した同名小説を原作とし、ローレンツが自ら脚本を担当した。
Remove ads
ストーリー
政治活動に熱心で反戦主義のケイティーと、特に政治的傾向を持たない気ままなWASPのハベル。信条が正反対の2人は大学で出逢い、卒業後それぞれの道を進む。第二次世界大戦の最中、ケイティーは偶然ニューヨークで、軍人となったハベルと再会し恋人同士になる。ケイティーはハベルの友人らのブルジョア気質に馴染めず、2人は一時は別れそうになるが戦後結婚した。学生時代から小説を書き本を何冊か出版していたハベルは脚本家としてハリウッドで徐々に認められるようになる。
しかし、マッカーシズムの時代が幕を開け、ハベルらがよく集まる映画監督の家に赤狩りの盗聴器が仕掛けられていたのを知ると、ケイティーの政治思想が再燃し、妊娠中にもかかわらず同志らと政府へ抗議に行った。そのことでますます反政府的な言論が制限的になりハベルの仕事にも影響を及ぼし、ハベルはふとしたきっかけで昔の彼女と浮気をする。よりにもよって学生時代の女とのハベルの浮気を知ったケイティーは傷つき、ハベルもケイティーの理想主義に疲れ果て、2人の仲に深い亀裂が入り始める。離婚を決意した2人だったが、ハベルはケイティーが無事に女児を出産したのを見届けてからケイティーの元を去った。
それから時が経ち、ケイティーはニューヨークでハベルを偶然見かけて声をかけた。ハベルはケイティーの知らない女性と再婚し、ケイティーも再婚していたが相変わらずその日も政治活動に熱心だった。ケイティーは懐かしいハベルに、娘が綺麗に成長していることを告げ、夫婦同伴で家に遊びにきてと言った。だがハベルはそれはできないよと告げ、2人は穏やかにお互いを愛しげに抱擁し合いその場で別れた。
Remove ads
キャスト
音楽
- 主題歌「追憶」 - マーヴィン・ハムリッシュ作曲、1973年9月26日リリース[3]。
- サウンドトラックアルバム - 1974年1月30日リリース[4]。
作品の評価
映画批評家によるレビュー
レビュー収集サイトのRotten Tomatoesによれば、36件の評論のうち高評価は64%で、批評家の一致した見解は「『追憶』は、正反対の思想を持つ二人が恋に落ちる物語に真実味を持たせるには政治的対立が十分ではないが、バーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォードの輝くスターパワーがこのメロドラマにロマンチックな高揚感を与えている。」となっている[5]。Metacriticによれば、11件の評論に基づく加重平均は100点満点中61点で「概ね好意的(generally favorable)」な評価となっている[6]。
受賞歴
Remove ads
余話
- 2000年に発売されたDVDのメイキング・ドキュメンタリーには、本編でカットされたシーンがインタビューの場面で取り入れられている。ケイティが車の運転をしていると、政治運動をしている女子学生がおり、昔の自分を思い出すシーンである。
- メイキングでは、ハベルとケイティが別れる理由も異なっているカットされたシーンが紹介されている。
参考資料
- 追憶(1973) - MOVIE WALKER PRESS
- DVD『追憶 コレクターズ・エディション』(2000年)
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads