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酒井駒子
日本の絵本作家 ウィキペディアから
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酒井 駒子(さかい こまこ、1966年〈昭和41年〉4月1日[1] - )は、日本の絵本作家。兵庫県生まれ。
経歴
東京芸術大学美術学部油絵科卒業。大学時代は演劇をしており、女優としても活動した。卒業後、一旦就職し和物テキスタイルのデザイナーとして約5年ほど勤務したが、退職後に絵本作家を目指すようになる[2][3]。公募制の講談社絵本新人賞で佳作を受賞するも、この時点では作家デビューは叶わず。
その後フリーランスの絵本編集者・
第3作『ぼく おかあさんのこと…』から黒を下地にした印象的な画風になり、どこか憂いを帯びた幼い子供や動物の絵で人気を得るようになる。2004年、『きつねのかみさま』(文:あまんきみこ)で第9回日本絵本賞、2009年、『くまとやまねこ』(文:湯本香樹実、2008年4月刊、河出書房新社)で第40回講談社出版文化賞 絵本賞を受賞し、累計発行部数は29万部を突破している(2024年9月時点[6])。
2023年、『橋の上で』(文:湯本香樹実)で再び第28回日本絵本賞を受賞。
作品は海外でも評価が高く、2005年に『金曜日の砂糖ちゃん』(偕成社)でブラティスラヴァ世界絵本原画展で金牌(GoldenPlaque)、2006年に『ぼく おかあさんのこと…』でフランスのPITCHOU賞およびオランダの銀の石筆賞を受賞。『ゆきがやんだら』でも2009年の銀の石筆賞を受賞している[7]ほか、ニューヨーク・タイムズの「2009年の子供の絵本最良の10冊」にも選ばれている[8][9]。2006年4月より福音館書店の雑誌『母の友』の表紙を毎号担当(2012年3月まで)。このほか書籍の装画などの仕事も多数手がけている。
酒井駒子の活動報告などは酒井駒子事務所が管理運営するInstagramで公開している[10]。
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主な作品
絵本
- リコちゃんのおうち(1998年10月 偕成社)
- よるくま(1999年11月 偕成社)
- ぼく おかあさんのこと…(2000年5月 文溪堂)
- よるくま クリスマスのまえのよる(2000年10月 白泉社)
- 赤い蝋燭と人魚(2002年1月 偕成社) - 文:小川未明
- こりゃ まてまて(2002年7月 福音館書店) - 文:中脇初枝
- ロンパーちゃんとふうせん(2003年3月 白泉社)
- 金曜日の砂糖ちゃん(2003年10月 偕成社)
- きつねのかみさま(2003年12月 ポプラ社) - 文:あまんきみこ
- こうちゃん(2004年3月 河出書房新社) - 文:須賀敦子
- ゆきがやんだら(2005年11月 学習研究社)
- ビロードのうさぎ(2007年4月 ブロンズ新社) - 文:マージェリィ・W・ビアンコ
- くまとやまねこ(2008年4月 河出書房新社) - 文:湯本香樹実
- BとIとRとD(2009年6月 白泉社)
- くさはら(2011年10月 福音館書店) - 文:加藤幸子
- はんなちゃんがめをさましたら(2012年11月 偕成社)
- しろうさぎとりんごの木(2013年10月 文溪堂) - 文:石井睦美
- まばたき(2014年11月 岩崎書店) - 文:穂村弘
- ヨクネルとひな(2015年11月 ブロンズ新社) - 文:LEE
- すやすやおやすみ(2021年7月 福音館書店) - 文:石津ちひろ
本
- きかんぼのちいちゃいいもうとシリーズ
- 文:ドロシー・エドワーズ
- きかんぼのちいちゃいいもうと その1 - ぐらぐらの歯(2005年11月 福音館書店)
- きかんぼのちいちゃいいもうと その2 - おとまり(2006年4月 福音館書店)
- きかんぼのちいちゃいいもうと その3 - いたずらハリー(2006年9月 福音館書店)
- オオカミ族の少年(2005年6月 評論社)
- 生霊わたり(2006年4月 評論社)
- 魂食らい(2007年4月 評論社)
- 追放されしもの(2008年4月 評論社)
- 復讐の誓い(2009年4月 評論社)
- 決戦のとき(2010年4月 評論社)
- その他
- 絵本のつくりかた1(2003年6月 美術出版社)
- アルジャーノンに花束を 愛蔵版(2015年4月 早川書房) - 装丁イラスト[11]
画集
- 森のノート(2017年9月 筑摩書房)
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脚注
参考文献
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