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金剛山青年線
北朝鮮の鉄道路線 ウィキペディアから
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金剛山青年線(クムガンサンチョンニョンせん)は、朝鮮民主主義人民共和国江原道安辺郡にある安辺駅から高城郡にある鑑湖駅までを結ぶ鉄道路線である。
路線データ
概要
元は、日本海に沿って京元線が通る元山から慶州・釜山までを結ぶ東海線の計画に基づいて、慶州から北進する東海南部線と、元山から南進する東海北部線の建設が始められ、1929年(昭和4年)より暫定的にその一部が順次営業を開始したものである。1937年(昭和12年)には襄陽までが開業したが、ここから先は建設中のまま終戦を迎え、全通しなかった。
暫定開業であったことから重要性は低い路線で、旅客列車の本数は数往復程度であり、東海北部線の駅は「朝鮮総督府鉄道で最も勤務が楽な駅」とも職員から呼ばれたと言われる[1]。しかし、沿線には金剛山観光の入り口である外金剛駅(現:金剛山青年駅)など、幾つか観光地も存在し、観光シーズンの5月から10月にかけての日曜・祝祭日の前日には、京城(現:ソウル)からの夜行列車が外金剛駅まで運行された。
太平洋戦争終結後、日本統治終了により北緯38度線を境に国土が南北に分断された後、東海北部線の運行は北朝鮮側の手によって行われていたが、その後の朝鮮戦争で設備は完全に破壊され、韓国側・北朝鮮側ともに列車の運行が行われなくなった。
1996年に安辺駅 - 金剛山青年駅間が再開業して、金剛山青年線と名付けられた。2002年12月3日から12月20日にかけて、北朝鮮鉄道省・ロシア連邦交通省による合同線路設備調査が、当路線の全線を含む元山 - 金剛山青年間で実施された[2]。2005年12月には京義線・東海線鉄道および道路の連結事業により、金剛山青年駅から鑑湖駅を経て韓国側の猪津駅に至る区間が再開業した。しかし、2023年末の金正恩による南北統一方針放棄に伴い、南北連結区間北側の線路の撤去工事が進められた[3]。2024年10月15日には、同区間を爆破して閉鎖した[4]。
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駅一覧
廃駅
- 旧・三日浦駅(삼일포역) - 金剛山青年駅と三日浦駅(旧・高城駅)との間に存在した。廃止当時は江原道高城郡に位置していた。(安辺起点109.2 km)
脚注
参考資料
関連項目
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