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阿佐海岸鉄道ASA-300形気動車
高千穂鉄道がTR-201として保有し、その後譲渡により2009年8月から阿佐海岸鉄道が保有後、2020年11月まで運用されていた一般形気動車 ウィキペディアから
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阿佐海岸鉄道ASA-300形気動車 (あさかいがんてつどうASA-300がたきどうしゃ)は、1989年(平成元年)に高千穂鉄道TR-201として製造され、2005年(平成17年)の同鉄道営業休止まで使用された[12][13]のち、2009年(平成21年)に阿佐海岸鉄道に譲渡された気動車である[2]。
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概要
阿佐海岸鉄道では、2008年(平成20年)6月30日に宍喰駅で発生した脱線事故で保有車両2両のうち1両が廃車となり、予備車がない状況となっていた。
時を同じくして、宮崎県を走る第三セクター鉄道の高千穂鉄道高千穂線は2008年(平成20年)12月28日限りで全線が廃止となり、同線で運用されていた気動車も全車両が用途廃止となっていた[13]。
その中でも観光用の内装を有するTR-200形に白羽の矢が立ち、阿佐海岸鉄道に1両(TR-201)が無償譲渡される事が決定した[2][3]。同車は2009年(平成21年)2月に留置されていた高千穂駅から搬出され、西日本テクノサービスで整備を受けた[3]のち、同年7月31日に阿佐海岸鉄道に向け発送[14]、8月10日よりASA-300形301号車として運用を開始した。
車体
車体・走行装置ともに高千穂鉄道時代から大きな変更点はない。
外板塗装も高千穂鉄道時代のものを継承したが、2010年(平成22年)3月以降は白をベースに徳島県のスダチをあしらった『すだちくん』、及び高知県東洋町のポンカンをあしらった『ぽんかんくん』を配したデザインに変更された[2]。
海部寄りの貫通扉下部には、「みなでのらんけ(“みんなで乗ろう”の意)阿佐東線」と描かれた丸形の『すだちくん』仕様のヘッドマーク、甲浦寄りの貫通扉下部には同じく『ぽんかんくん』仕様のヘッドマークが掲げられた。
車歴
運用



阿佐海岸鉄道阿佐東線海部駅 - 甲浦駅間でASA-100形と共通で運用された[18]。
「たかちほ」の愛称がつけられ、前述の通り当初は高千穂鉄道時代のままの仕様で「高千穂復刻列車」として運用されたが、2010年(平成22年)3月に『すだちくん』と『ぽんかんくん』のデザインに変更された[2]。
2009年(平成21年)12月からは四国旅客鉄道(JR四国)牟岐線牟岐駅への乗り入れ運用にも充当された[19]が、2019年3月16日のダイヤ改正でこの運用は廃止となった。
阿佐東線へのDMV導入に伴い、2020年(令和2年)11月30日をもって営業運転を終了した[5]。DMV営業運転開始の時点では、宍喰駅南方の車両基地(阿佐海岸鉄道本社脇)に置かれている[20]。
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出典
参考文献
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