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阿弥陀堂

阿弥陀如来を本尊とする仏堂 ウィキペディアから

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阿弥陀堂(あみだどう、正字体: 阿彌陀堂) は、阿弥陀如来本尊とする仏堂のこと[1]平安時代からの浄土信仰に伴って数多く建てられた[1]

阿弥陀堂の形式は大別して2つある[1]。1つは、現世に阿弥陀仏を見て、かつ来世に極楽往生を遂げるために、主に修行を目的として造られたものであり、天台宗の常行堂(常行三昧堂)に始まる[1]。もう1つは、この世に阿弥陀仏の極楽世界と、その荘厳を想像して造られたものであり、五重塔がその例である[1]

概要

要約
視点

中国の阿弥陀堂

東晋慧遠廬山般若台に創建し、善導法照らも造営した。

日本の阿弥陀堂

奈良時代には、東大寺阿弥陀堂や法華寺浄土院が建ち、阿弥陀悔過などの法要が行われた。

平安時代後期には、浄土信仰の広まりで建立が盛んになり、慈覚大師(円仁)が延暦寺に建立した常行堂の形式を継ぐ、方一間の母屋に仏像を安置し、周囲に庇を伸ばして三方を囲んだ形式の一間四面堂が作られた。

源信ら、浄土往生を願う貴族階級が建立を競うと、各地に建立された。失われた藤原道長法成寺の無量寿院阿弥陀堂は最大規模のもので、藤原頼通平等院鳳凰堂は、内部に彩色を施しそのよすががしのばれる。

京都の浄瑠璃寺本堂、法界寺阿弥陀堂や、三千院本堂、平泉の中尊寺金色堂、兵庫県の浄土寺浄土堂、福島県の白水阿弥陀堂(願成寺)、大分県の富貴寺大堂などが遺構として知られる[1]

一覧

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注釈・出典

関連項目

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