トップQs
タイムライン
チャット
視点

隣組 (歌)

日本の流行歌 ウィキペディアから

Remove ads

隣組』(となりぐみ)とは昭和前期の日本流行歌軍国歌謡)の一つである。

概要 「隣組」, 徳山璉の楽曲 ...

解説

作詞は岡本一平、作曲・編曲[1]飯田信夫で、歌は徳山璉(とくやまたまき)。1940年昭和15年)6月17日からNHKラジオ『國民歌謡』で放送され[2]、同年10月には北原白秋作詞、飯田信夫作曲の『天から煙草が』とのカップリングとして、ビクターレコードから発売された。

演奏は日本ビクター管絃楽団、合唱は日本ビクター合唱団と日本ビクター児童合唱団[1]

戦時体制において導入された制度の一つである「隣組」を宣伝啓発する内容の歌であり、隣組の利点などが歌詞で歌われている。1・2・3番共通の冒頭部分は当時の日本家屋で一般的だった、玄関の引き違い扉をノックし引き開ける様子の擬音。

さらに見る 曲名, 作詞 ...

戦後の広まり

敗戦を機に隣組制度は廃止されたが、メロディーが陽気であるため戦後も歌われ、『お笑い三人組』(NHK総合テレビ)の主題歌にも使用された模様。1971年には武田薬品から発売されていた殺虫剤「メルトン」、1974年からはメガネドラッグCMソングの元歌として使われ、1978年からは長年にわたって『ドリフ大爆笑』(フジテレビ)のオープニングテーマの元歌[3](マーチ調にアレンジ、この際の編曲をたかしまあきひこが務めたともされる)として使われた。スーパーマーケットチェーンCGCグループの店内BGM「CGCソング」[4]にも歌詞に隣組との類似が見られる。

2010年にはサントリートリスウイスキー」のCMソング(吉高由里子出演)の元歌として[5]2017年には「ドミノピザ」(「ド・ド・ドミノの感謝祭」篇)のCMソングの元歌として[6]2022年5月より東京ガスのCMソング(安田顕出演)の元歌として[7]、さらに2024年8月よりエン・ジャパン(「エンゲージのうた」篇)のCMソング(草彅剛出演)の元歌として使われているが、いずれもアレンジが『ドリフ大爆笑』とほぼ同一であることから、替え唄の替え唄ということになる。

2013年、辺見庸は当時NHKでヘビーローテションされていた『花は咲く』について、現代の隣組の歌であると批判した[8]

2016年、アニメ映画『この世界の片隅に』ではオリジナル版をコトリンゴがカバー、アレンジしたものが挿入歌として使われた。

Remove ads

脚注

関連項目

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads