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雄風II型 (ミサイル)

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雄風II型(ゆうふうにがた、Hsiung Feng II)は、台湾海軍対艦ミサイル(SSM)。派生型として、巡航ミサイルタイプの雄風IIE型も開発されている。

概要 種類, 製造国 ...

概要

イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ製のガブリエルを改良・国産化した対艦ミサイル雄風I型雄風一型反艦飛彈)の後継となる対艦ミサイル。対外関係により供給が不安定なハープーンを置換するために開発されたミサイルであり、必然的に同規模となっている。

1983年から開発が開始され、1992年艦対艦ミサイル型のMGB-2B1993年地対艦ミサイル型のMGB-2A空対艦ミサイル型のMGB-2Cが実用化された。

各型の運用

地上発射型
車載型四連装発射機
艦上発射型
中華民国海軍:
成功級フリゲート/康定級フリゲート/富陽級駆逐艦(ギアリング級)/光華6号ミサイル艇光華六號飛彈快艇)/沱江級コルベット
海巡署:
600トン級巡防救難艦
空中発射型
F-CK-1 経国/AT-3 自強(発射試験)

雄風IIE型

2001年には、雄風II型を原型とされる巡航ミサイル雄風IIE型雄風二E巡弋飛彈)が発表された。射程は台湾から香港上海などに届く1,000km以上[1]弾頭重量は400kg、500基を生産する予定と言われている。

2007年10月10日双十節(中華民国建国記念日)に公開される予定だったが、台中軍事バランスの悪化をアメリカが懸念したことにより、公開されなかった。

2008年に誕生した馬英九政権は、雄風IIE型を含む射程1,000km以上のミサイル開発を、中台関係改善を進めるため一旦停止したとされていたが[2]2010年3月に中距離地対地ミサイル・巡航ミサイルの開発が進められていることが明らかにされた[3]

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仕様

射程は43.2海里弾頭重量は190kgとされており、どちらもハープーンよりかなり少ないものとなっているが、レーダーに加え赤外線センサを併用するシーカー自己鍛造弾頭の採用など、独自の工夫がこらされている。エンジンは、フランスチュルボメカ製のミクロチュルボTRI-60

円筒形のキャニスター/ランチャーを使用するハープーンと異なり、雄風II型はトマホーク巡航ミサイルのそれを思わせる箱型で、成功級フリゲートなどの甲板上に見ることができる。

脚注

関連項目

外部リンク

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