鴨田天満宮

鴨田天満宮（かもだてんまんぐう）は、愛知県岡崎市鴨田町字北浦56番地に鎮座する神社。旧社格は村社で、菅原道真を祭神とする天満宮の一つである^[1]。

鴨田天満宮
所在地	愛知県岡崎市鴨田町字北浦56番地
位置	北緯34度59分4.7秒 東経137度10分1.6秒
主祭神	菅原道真
社格等	旧村社
創建	901年（延喜元年）
本殿の様式	流造
地図	鴨田天満宮

歴史

創建伝承

901年（延喜元年）、昌泰の変で菅原道真の三男・右大弁従四位菅原資忠が三河国に左遷され、乙見庄鴨田村に住み、自作の父の木像を祀ったのが起源とされる^[1]。

資忠が赦免されたのちも、家臣の神職・酒部甕彦がこの地に残り、木像に奉仕し、北野天満宮造営の折、当社も北野天満宮と称されるようになり、地名も北山となった^[1]。

近世、近代以降

江戸時代、徳川家から社領3石の寄進を受ける^[1]。1872年（明治5年）村社に列格される^[1]。1907年（明治40年）神饌幣帛料供進社に指定^[1]。

社殿と境内

主要建造物

• 本殿：流造^[1]
• 拝殿：入母屋造^[1]
• 境内社^[1]
  • 神明社（天照大御神・素佐之男命・大物主神）^[1]
  • 熊野社（伊邪那美命）^[1]
  • 八幡宮（応神天皇・仁徳天皇）^[1]

地域遺産　

岡崎市より境内1,600㎡がふるさとの森に指定されている^[2]。

伝承

平清盛が厳島神社夢想で得た稲妻の太刀とされる剣を、元暦2年までに三河国を領した平宗盛が奉納したと伝わる^[3]。