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125丁目 (マンハッタン)
ニューヨークの通り ウィキペディアから
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125丁目(125ちょうめ、英:125th Street)はニューヨーク市マンハッタン区ハーレムを東西に貫く両方向通行の通りである。東は1番街とウィリス・アベニュー橋流入路との交差点、西はハドソン川沿いのヘンリー・ハドソン・パークウェイとの交差点が終端となっている。5番街との交差点より西側が西125丁目、東側が東125丁目となっている。125丁目はハーレムのメインストリートと考えられており、キング牧師ことマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの名を取りマーティン・ルーサー・キング・ジュニア・ブールバード (Martin Luther King, Jr., Boulevard) とも呼ばれている。
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歴史
125丁目は1811年委員会計画で敷設が決定され、マンハッタン区の方格設計において幅100フィート(30メートル)の東西に伸びる15の通りのうちの1つとなった(他の通りは60フィート(18メートル)幅)[1]。
沿道
通りの西側はヘンリー・ハドソン・パークウェイへのインターチェンジと130丁目との交差点から始まり、モーニングサイドとマンハッタンビルの間を南東に向かって走る。その後、モーニングサイド・アベニューとの交差点より真東に進路を変え2番街との交差点東側でロバート・F・ケネディ橋(トライボロー橋)への流入出路が分岐する。125丁目はそこから1ブロック東の1番街とウィリス・アベニュー橋流入路との交差点が終端で、FDRドライブの南行に進入可能である(北行は出口のみ)。
沿道の名所としてはアポロ・シアターやアダム・クレイトン・パウエル・ジュニア・ステート・オフィス・ビルディング、ホテル・テリーザ、ハーレム・スタジオ美術館、マウント・モリス銀行ビルディング、ハーレム・チルドレンズ・ゾーン、セント・ジョゼフ聖家族教会、ウェスト・エンド・シアターが挙げられる。
断層
→「ニューヨーク市圏における地震活動」も参照
地殻のリフトはイースト川からニュージャージー州まで125丁目の下を通っており、125丁目断層 (125th Street Fault) あるいはマンハッタンビル断層 (Manhattanville Fault) と呼ばれている[2][3][4]。この断層の活動により1737年にマグニチュード5.2の地震、1981年に2回の小規模な地震[5]、2001年にマグニチュード2.4の地震が発生したと考えられている[4]。断層線はセントラル・パーク直下を横切りルーズベルト島まで続いている。また、この断層の亀裂が深かったことからニューヨーク市地下鉄IRTブロードウェイ-7番街線はトンネルが建設できず、やむを得ず122丁目と135丁目の間を高架橋(トレッスル橋)で通過することとなった[6]。
公共交通機関
125丁目には西から東へ向かって以下のニューヨーク市地下鉄の駅がある:[7]
- IRTブロードウェイ-7番街線125丁目駅 (1 系統の列車):ブロードウェイとの交差点
- IND8番街線125丁目駅 (A B C D 系統の列車):セント・ニコラス・アベニューとの交差点
- IRTレノックス・アベニュー線125丁目駅 (2 3 系統の列車):レノックス・アベニューとの交差点
- IRTレキシントン・アベニュー線125丁目駅 (4 5 6 <6> 系統の列車):レキシントン・アベニューとの交差点
以下のニューヨーク市バス路線が125丁目を運行している。区間を表記しているものはその区間を125丁目経由で走行しており、道路名のみのものはその道路との交差点にバス停がある:[8]
- Bx15系統:南行2番街 - リバーサイド・ドライブ間、北行129丁目 - 1番街間
- M100系統:南行アムステルダム・アベニュー - 3番街間、北行2番街 - アムステルダム・アベニュー間
- M101系統:南行アムステルダム・アベニュー - レキシントン・アベニュー間、北行3番街 - アムステルダム・アベニュー間
- M60 SBS系統:東行・西行アムステルダム・アベニュー - 2番街間
- M5系統:リバーサイド・ドライブ
- M4系統・南行M104系統:ブロードウェイ
- M3系統:セント・ニコラス・アベニュー
- M10系統:フレデリック・ダグラス・ブールバード
- M2系統:アダム・クレイトン・パウエル・ジュニア・ブールバード
- M7系統・M102系統:レノックス・アベニュー
- M1系統:マディソン・アベニュー (北行)、5番街 (南行)
- M98系統:パーク・アベニュー (南行)、3番街 (北行)
- M103系統:レキシントン・アベニュー (南行)、3番街 (北行)
- M35系統:レキシントン・アベニュー (東行)
- M15系統・M15 SBS系統:2番街 (南行)、1番街 (北行)
パーク・アベニューとの交差点にメトロノース鉄道ハドソン線・ハーレム線・ニューヘイブン線のハーレム125丁目駅がある[9]。
現在順次建設が行われているIND2番街線は将来的に既存のIRTレキシントン・アベニュー線125丁目駅およびメトロノース鉄道ハーレム125丁目駅に接続する駅を北側ターミナル駅とする予定である[10]。
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画像
- ハーレム・スタジオ美術館
(144 西125丁目)
著名な居住者
- 2011年現在、第42代アメリカ合衆国大統領を歴任したビル・クリントンが125丁目にオフィスを構えている[14][15]。
ポップカルチャー
- ルー・リードが1964年に結成したバンドヴェルヴェット・アンダーグラウンドが1967年に発表したデビューアルバム『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』に収録された"僕は待ち人"において、レキシントン・アベニューと125丁目の交差点がヘロインを購入する場所として歌われている。
脚注
外部リンク
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