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2008 CT1

アテン群の小惑星 ウィキペディアから

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2008 CT1 とは、アテン群に属する地球近傍小惑星の1つ[1]2069年2月5日地球に対して極めて接近し、わずかながら衝突する可能性がある[3]

概要 分類, 軌道の種類 ...
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軌道の性質

2008 CT12008年2月3日LINEAR によって発見された。しかし、同日中に LINEAR が4回、Bergen-Enkheim 天文台が4回、クレチ天文台が5回の計13回の観測情報の後は行方不明となっている[4]。このため、軌道要素に関しては大雑把な値しか判明していない。

2008 CT1 は、近日点水星軌道と金星の間、遠日点地球軌道と火星軌道の間におく軌道離心率0.46の楕円軌道を307日かけて公転している。軌道傾斜角はわずか0.37度であるため、軌道近くにある水星、金星、地球に対して頻繁に接近する。地球軌道との最小距離はわずか3万8000kmである[1]2008年4月12日に近日点を通過し[1]、次回は2009年5月24日に通過しているはずである。

2008 CT1 は、発見から2日後の2008年2月5日に、地球から13万3000kmの所を通過した。同程度まで接近するのは、次回は2069年2月5日であり、この時、地球に衝突する可能性が0.0052%ほどある。計算上の最接近距離も、最短では0であるが、最適な値では146万km、最長の場合は1460万kmの所を通過するとみられ、非常に誤差が大きい。その他の惑星に対する最短距離での接近は、いずれも最適な値で、水星に対しては2102年5月18日前後に967万km、金星に対しては2011年9月1日前後に969万kmまで接近したと考えられている[1]

さらに見る 天体, 日時 (UTC) ...
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物理的性質

2008 CT1絶対等級は27.7と非常に暗く[1]、推定直径は10m、推定質量は1500トンである[3]。2069年の接近時に仮に衝突した場合、相対速度17.64km/sで衝突し、広島に落とされた原爆の約4倍である57キロトン (2.4×1014J) のエネルギーを放出するとみられている[3]

出典

関連項目

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