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2009年欧州議会議員選挙 (リトアニア)
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2009年欧州議会議員選挙(2009ねん おうしゅうぎかいぎいんせんきょ)は、欧州連合の立法機関的な性格を有する欧州議会の議員を選出するために2009年6月に行われた選挙である。本稿では、6月7日に行われたリトアニアにおける欧州議会議員選挙の概要と結果について取り上げる。
この選挙により、それまで2議席を有していた祖国同盟=リトアニアキリスト教民主党が議席数を4に倍増させた反面、5議席を有していた労働党が議席を1に減らした。
なお、前回の選挙ではリトアニアに13議席が割り当てられていたが、今回は割り当てが12議席となり、全体で1議席減少した。
選挙データ
この選挙に関するデータは以下の通り。[1]
候補者・選挙前の議席数
この選挙には15の党派からそれぞれ8〜24名が出馬した。各党派の候補者数・選挙前の議席数は以下の通り。
選挙結果
要約
視点
選挙の結果、以下の通り6党派から12名が選出された。
欧州議会議員
以上の選挙結果から、以下の12名が欧州議会議員に選出されることとなった[3]。任期は2014年までの5年。
- ライマ・アンドリキエネ Laima Andrikienė(祖国同盟=リトアニアキリスト教民主党)
- ユオザス・インブラサス Juozas Imbrasas(秩序と正義)
- ヴィクトル・ウスパスキフ Viktor Uspaskich(労働党)
- アルギルダス・サウダルガス Algirdas Saudargas(祖国同盟=リトアニアキリスト教民主党)
- ヴァルデマル・トマシェフスキ Valdemar Tomaševski(リトアニア・ポーランド人の選挙運動)
- 新任。ポーランド国籍。
- レオニダス・ドンスキス Leonidas Donskis(リトアニア共和国自由運動)
- 新任。ヴィータウタス・マグヌス大学政治学部教授。テレビ番組司会者。哲学者。
- ロランダス・パクサス Rolandas Paksas(秩序と正義)
- ジグマンタス・バルチーティス Zigmantas Balčytis(リトアニア社会民主党)
- ユスタス・ヴィンツァス・パレツキス Justas Vincas Paleckis(リトアニア社会民主党)
- 留任。元・外務副大臣。
- ヴィリヤ・ブリンケヴィチューテ Vilija Blinkevičiūtė(リトアニア社会民主党)
- ラドヴィレ・モルクーナイテ Radvilė Morkūnaitė(祖国同盟=リトアニアキリスト教民主党)
- 新任。外務大臣顧問。
- ヴィータウタス・ランズベルギス Vytautas Landsbergis(祖国同盟=リトアニアキリスト教民主党)
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投票率
今回の選挙の投票率は、前回を大きく下回り 20.98 % にとどまっている。これはリトアニアにおける選挙でも最低水準であり、また2009年欧州議会議員選挙が行われた国の中でもスロヴァキア(19.64 %[4])に次ぐ低さとなっている。
このうち有権者の 4.19 % にあたる 112,702 票[2]は郵送による投票であった。
当日の投票率の推移は以下の通りとなっている。
投票率の低さの理由として、選挙当日が大雨であったことや、大統領選挙直後であったことが影響したのではないかと言われている[5]。またアダムクス大統領は、投票者のほとんどはいずれかの政党の党員で選挙に行かざるを得なかった人々であり、実際に選挙に興味を持ち行動を起こした一般の市民はほとんどいなかったのではないか、と語っている[5]。
他方、同じバルト三国でもラトヴィアでは 53.7 %[6] 、エストニアでは 43.9 %[7] と、リトアニアに比べ比較的高い投票率に終わっている。その理由として、ラトヴィアでは地方選挙と同時に開催されていたこと、またエストニアではインターネットによる投票制度が整備されていたことがあげられている[5]。
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脚注
関連項目
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