トップQs
タイムライン
チャット
視点

2024 WBSCプレミア12

2024年に開催された野球の国際大会 ウィキペディアから

Remove ads

2024 WBSCプレミア12(ダブリュービーエスシー プレミアトゥエルブ、英語: 2024 WBSC Premier12)は、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催により2024年に開催された野球の国際大会、WBSCプレミア12の第3回大会である。日本では「WBSC世界野球プレミア12」(ダブリュービーエスシーせかいやきゅう プレミアじゅうに)とも表記される。

 2024 WBSCプレミア12優勝国 

チャイニーズタイペイ
初優勝
概要 概要, 開催国・地域 ...

なお、WBSCはインターネット関連産業のラグザス(大阪市)とグローバルスポンサー契約を結ぶとともに、今大会を含むWBSC公認の世界規模の大会においてのタイトルパートナー契約を締結。本大会もタイトルパートナー(特別協賛社)に就任し、大会名称をラグザス presents 第3回WBSCプレミア12英語: III WBSC Premier12 presented by RAXUS)として開催された[1]

当初は前回大会よりも参加チームを増やして2023年に開催される予定であったが、1年延期したうえで従来通りの12チームの参加により行われた[2]

本大会では、チャイニーズタイペイが主要国際大会での初優勝を遂げた。

Remove ads

大会概要

主催
日程
開催国・地域
  • メキシコの旗 メキシコ(オープニングラウンド)
  • 中華民国の旗 中華民国台湾(オープニングラウンド)
  • 日本の旗 日本(オープニングラウンド・スーパーラウンド・3位決定戦・決勝)
出場国・地域
試合数
  • 38試合(オープニングラウンド 30試合/スーパーラウンド 6試合/3位決定戦・決勝 2試合)
運営委託
特別協賛
グローバルスポンサー
日本ラウンドスポンサー
公式サプライヤー
Remove ads

大会ルール

参考[6][7]

  • 代表資格
当該国の有効なパスポートの保持
  • 使用球
WBSC公認球(エスエスケイ社製)[8]
  • ラウンド方式
オープニングラウンドは、12チームを2グループ6チームに分けてラウンドロビン総当り戦)を行い、各グループ上位2チームがスーパーラウンド進出。スーパーラウンドは、4チームでラウンドロビン(総当り戦)を行い、1・2位が決勝、3・4位が3位決定戦に進出。オープニングラウンドの結果は持ち越さない。スーパーラウンド・決勝・3位決定戦の先攻後攻は、前ラウンドでの順位、WBSC世界ランキングの順に適用し、高い方を後攻とする。
  • イニング:9回制
  • 延長戦:10回以降タイブレーク方式(無死一・二塁、継続打順で開始)、引き分けなしの完全決着制。
  • コールドゲーム:オープニングラウンドのみ、5回以降15点差、7回以降10点差でコールドゲーム。
  • 指名打者(DH)制:採用
  • ピッチクロック:無走者時20秒
  • ビデオ判定:チャレンジ制度あり(各試合1回、判定が覆った場合は回数は消費されない。延長戦時はさらに1回。)
  • オープニングラウンド・スーパーラウンドの順位決定方法(同じ勝敗数で終了した場合)
  1. 該当チームの直接対決の成績
  2. 該当チーム間対戦のTQB[注 2]の高い順
  3. 該当チーム間対戦のER-TQB[注 3]の高い順
  4. 該当チーム間対戦の打率
  5. コイントス
Remove ads

開催地

参考[9]

さらに見る グループA, グループB ...

大会の進行

要約
視点

出場国・地域と日程

さらに見る 招待順位, 出場国・地域 ...
さらに見る オープニングラウンド, スーパーラウンド ...
  • ()内は日付。全て現地時間。
  • 枠外は開催都市。枠内は出場国・地域。太字は各組勝利国・地域。
  • オープニングラウンド・スーパーラウンドは総当たりリーグ戦で試合を行う。

オープニングラウンド

グループA

さらに見る 順位, チーム名 ...
さらに見る 日程, 試合開始 ...

グループB

さらに見る 順位, チーム名 ...
さらに見る 日程, 試合開始 ...

スーパーラウンド

さらに見る 順位, チーム名 ...
さらに見る 日程, 試合開始 ...

日本は後述の最終日順位決定戦も含め、先攻後攻に関係なく、1塁側とする。

3位決定戦・決勝

  • 会場:日本の旗 東京/東京ドーム
  • 試合日時は日本標準時(UTC+9)
さらに見る 日程, 試合開始 ...

スーパーラウンドの1位と2位が決勝、3位と4位が3位決定戦進出。

Remove ads

最終成績

さらに見る 成績, 国・地域 ...
Remove ads

表彰選手

個人賞

さらに見る タイトル, 選出選手 ...

オール・ワールド・チーム(ベストナイン)

さらに見る 守備位置, 選出選手 ...
Remove ads

第3回大会の主な出来事と問題点

スーパーラウンドにおける予告先発の変更

11月23日の試合で、チャイニーズタイペイ代表が予告先発で発表していた林昱珉を、試合直前に陳柏清に変更したいと申し入れ、罰金2000ドルを支払ったうえでWBSCに了承された。これに対し日本代表側は「スポーツマンシップに反する」と抗議した上で、先発投手をチャイニーズタイペイ側と同じ左腕の早川隆久に変更した[12]曽豪駒監督は試合後の会見で「日本側に大変申し訳ない」と謝罪した後、午前中の試合でチャーニーズタイペイの決勝進出が決定した為、「今日の午前中に決まったこと(決勝進出)があって(変更が)決まった」と意図を語った[13]

台湾における社会現象と経済効果

主要国際大会においてのチャイニーズタイペイ代表の初優勝を祝し、台北で開催されたパレードには全長2kmの沿道を埋め尽くす約5万人のファンが集まり[14][15]台湾博物館で行われた代表チームをテーマとする特別展には開館以来最多の来場者が訪れる[16]など、この快挙には台湾全土で社会現象が巻き起こり、経済面でも顕著な波及効果をもたらした。コンビニ業界では、セブンイレブンファミリーマートなどが優勝記念セールを実施し、飲食業界でもケンタッキーフライドチキンドミノ・ピザをはじめとする大手チェーンが相次いで割引セールを実施した[17]。また、スターラックス航空は代表チームにビジネスクラスの往復航空券を贈呈し、新北メトロは2年間無料の乗車券を提供するなど、交通業界も祝賀ムードを盛り上げた[18]。さらに、優勝記念グッズの販売も活発化し、特に交通系ICカード「悠遊カード」の限定デザインは26万枚以上の予約が入る大ヒットとなった[19]。加えて、映画化計画の発表や、台湾の歴史的な野球映画「KANO」のリバイバル上映が行われるなど、エンタメ業界にも影響を与えた[20]

Remove ads

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads