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2025年の台風
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2025年の台風(2025ねんのたいふう、太平洋北西部および南シナ海[注 1]で発生した熱帯低気圧)のデータ。データは基本的に日本の気象庁の情報に基づき、気象庁が熱帯低気圧としていない一部のものについては、合同台風警報センター (JTWC) のみに準拠する
![]() | 本記事に含まれる熱帯低気圧の中心気圧や風速、発生場所・日時等及びそれらの出典は発表された直後の速報値である可能性があります。気象庁は台風消滅後も事後解析を行い、その結果を確定値として公開します。確定値が公開された場合、データを確定値に修正していますが、各節中の出典は速報値のままであるものが殆どとなります。資料として利用される際にはご注意ください。なお、確定値の出典である気象庁HPのリンクは、#各熱帯低気圧の影響の「出典」にまとめて掲載してあります。(2021年8月) |
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![]() | 台風が発生した場合、情報が錯綜する場合があります。その場合は、気象庁などの政府機関の発信する情報を確認してください。 |
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月別の台風発生数
各熱帯低気圧の活動時期

各台風の活動時期

台風に分類されている熱帯低気圧
要約
視点
台風1号(ウーティップ)
202501・01W
気象庁は6月10日21時に南シナ海で熱帯低気圧が発生したと発表した。
6月11日9時、気象庁は台風1号が南シナ海上(北緯16.2度、東経113.9度)で発生したと報道した[1]。これは、統計史上5番目に遅い台風1号発生となる[2]。
JTWCは6月14日9時ごろに、台風1号(ウーティップ)がカテゴリー1の台風に昇格したと発表した。
台風はその後、同日15時頃に広東省湛江市付近に上陸し、翌日3時に熱帯低気圧に降格(北緯23.3度、東経111.3度)した[3]。
その後、6月15日21時に温帯低気圧に変わり、翌日9時に消滅した。
なお、確定値では発生時刻が6月14日21時に修正されている。
台風2号(セーパット)
![]() | この節は、速報値で書かれています。詳細は、確報値の更新までお待ちください。(2025年6月) |
202502・02W
6月23日9時、気象庁は台風2号(セーパット)が小笠原近海で発生したと報道した。
その後、小笠原諸島にかなり接近した。この台風はあまり発達することなく、台風2号は、25日(水)3時に伊豆諸島近海で熱帯低気圧に変わった。その後は、熱帯低気圧として関東に接近した。
台風2号の名前「セーパット(Sepat)」はマレーシアが提案した名称で、淡水魚の名前を意味する単語である。
台風3号(ムーン)
![]() | この節は、速報値で書かれています。詳細は、確報値の更新までお待ちください。(2025年7月) |
202503・04W
気象庁は、7月3日3時頃南シナ海上で、台風3号(ムーン)が発生したと発表した[4]。その後、台風は少し複雑な動きをしながら北上し、7月8日9時に日本の東で温帯低気圧に変わった。
台風4号(ダナス)
![]() | この節は、速報値で書かれています。詳細は、確報値の更新までお待ちください。(2025年7月) |
202504・05W・ビシン
気象庁は、7月5日3時に南シナ海で、台風4号(ダナス)が発生したと発表した[5]。その後台風は急速に発達していき7月6日の午前9時には、暴風域を伴い同日15時には、強い勢力に達した。その勢力のまま南シナ海上を北上し、台湾上陸前にカテゴリー3の台風になり、その後台湾中部に上陸した[6]。台風は上陸後は急速に衰え7日9時に暴風域が消滅。9日6時頃に中国の温州市付近に上陸し、9時に熱帯低気圧となった。
台風4号の名前「ダナス(Danas)」はフィリピンが用意した名称で、「経験すること」という意味である。
台風5号(ナーリー)
![]() | この節は、速報値で書かれています。詳細は、確報値の更新までお待ちください。(2025年7月) |
202505・06W
気象庁は、7月13日3時頃小笠原近海で、台風5号(ナーリー)が発生したと発表した[7]。足早に北上した台風5号は、7月15日午前2時頃に北海道襟裳岬付近に上陸した[8]。北海道への上陸は、平成28年台風11号以来9年ぶりのことであり[9]、本年初めての上陸となった。その後北上を続け、同日午前9時頃、オホーツク海にて温帯低気圧に変わった[10]。
この台風が接近した影響で、羽田空港で平均風速が10m/sを超え、東京都八王子市では14日15時24分に最大瞬間風速15.1m/sを観測した[11]。また、北海道庁総務課危機対策局危機対策課によれば、鉄道が4本程度の運休、道路が3つほど通行止めになるという軽微な被害が報告された[12]。
この台風は、太平洋高気圧の縁に沿って足早に北上したため、台風本体が接近すると急に雨や風が強まった[13]。また、北海道にまで北上してなお勢力を維持した。北海道へ再上陸を除いて、上陸するのは1951年の統計開始以来7つ目となった。原因としては、東北の沖合の海水温が平年よりも3度ほど高かったこと、寒気の影響を受けなかったこと、移動速度が50km/h前後と早かったことなどが挙げられる[14]。
台風5号の名前「ナーリー(Nari)」は韓国が提案した名称で、百合を意味する。
台風6号(ウィパー)
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202506・09W・クライシング
気象庁は、7月18日3時頃、フィリピン東海上で、台風6号(ウィパー)が発生したと発表した[15]。台風は南シナ海を途中暴風域を伴いながら西進した。中国上陸前にか20日カテゴリー1の台風になり、その後中国南部に上陸した[16]台風6号はその後も西進を続け、23日3時、ラオスで熱帯低気圧に変わった[17]。
台風6号の名前「ウィパー(Wipha)」はタイが提案した名称で、女性の名前という意味である
台風7号(フランシスコ)
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202507・10W・ダンテ
気象庁は、7月23日午前9時頃、フィリピン東海上で、台風7号(フランシスコ)が発生したと発表した[18]。最も風の強い領域が中心よりも北東方面に離れていたこともあり、沖縄本島などでは風が強まった。24日に、那覇市で最大瞬間風速21.8m/s、南大東島で最大瞬間風速26.2m/sを観測した[19]。その後、あまり発達せず25日15時に東シナ海で熱帯低気圧に変わった。
台風7号の名前「フランシスコ(Francisco)」はアメリカ提案した名称で、マリアナ諸島のチャモロ人の男性の名前からとられている。
台風8号(コメイ)
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202508・11W・エモン
気象庁は、7月23日午後9時頃、南シナ海上で、台風8号(コメイ)が発生したと発表した[20]。南下してから北上し、25日には強い台風にまで発達した。26日に沖縄に最接近した後、26日9時に熱帯低気圧に変わった[21]。
JTWCは、7月27日9時、熱帯低気圧となった元台風8号(コメイ)は沖縄上空で、24時間以内に再度トロピカルストームの勢力に達する可能性が高いと再評価した。気象庁は7月27日21時の実況で熱帯低気圧から再度台風の勢力を満たしたとして、台風への再発達を発表した。台風が再発達する、復活台風は平成30年台風第28号以来7年ぶりである[22]。その後、中国の華中で7月31日(木)9時に熱帯低気圧に変わり、低気圧として前線を伴い日本海を通過した。
台風8号の名前「コメイ(Co-may)」は、ベトナムが提案した名称で「草の名前」を意味する単語である。
台風9号(クローサ)
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202509・12W
気象庁は、7月24日正午頃、南シナ海上で、台風9号(クローサ)が発生したと発表した[23]。
そして、7月26日15時には、大型な台風になったと気象庁は発表した。その後強い勢力を維持したまま暴風域を伴いさらに発達を続けた。28日には、高気圧に進路を阻まれる形で動きが遅くなり、小笠原諸島を中心に影響が長引くことになった。
その後、徐々に衰弱しながらも関東にかなり接近し、4日(月)15時に日本のはるか東で温帯低気圧に変わった。
台風9号の名前「クローサ(Krosa)」は、カンボジアが提案した名称で「鶴」を意味する単語である。
台風10号(バイルー)
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202511・13W
8月3日9時、八丈島の東で台風10号(バイルー)が発生した。東に足早に進み、台風9号と同じ様な進路を進み6日9時に日本のはるか東の海上で温帯低気圧に変わった[24]。
台風11号(ポードル)
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202512・16W・ゴリオ
8月8日3時にマリアナ諸島で台風11号(ポードル)が発生した[25]。発達しながら西に進み、12日に暴風域を伴いながら沖縄の南に達し、同日15時には、強い勢力に発達した。13日にかけてに先島諸島に接近した。台湾上陸前にカテゴリー2の台風となりその後、強い勢力で台湾に上陸し、衰弱しながら、14日3時に華南に上陸した。同日14日15時に華南に熱帯低気圧へ降格した。
台風12号(レンレン)
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202512・18W・ファーニン
8月18日9時、気象庁は沖縄本島の南海上で発生した熱帯低気圧に対して、台風に発達する見込みだと発表した[26]。だが、その後台風になる可能性は小さくなったとして発表を取りやめた。
しかし、21日3時に気象庁は東シナ海を北上していた熱帯低気圧に対し再び台風に発達する見込みだと発表し、21日9時に九州のすぐ西で台風12号(レンレン)に発達した[27]。すでに九州に接近していたため、同日17時過ぎには鹿児島県日置市付近に上陸した[28]。発生してから約8時間で日本に上陸する台風は珍しいこととなった。
この台風によって湿った空気が流れ込み鹿児島県では大雨になり土砂災害警戒情報も発表された。9時30分までの24時間降水量が南さつま市加世田では313.5mm、鹿児島市のアメダス喜入では307.0mmと300mmを超えた。
台風はその後九州南部を横断して22日午前9時に日向灘で熱帯低気圧に降格した。
台風12号の名前「レンレン(Lingling)」は香港が提案した名称で、少女の名前からとられている。
台風13号(カジキ)
![]() | この節は、速報値で書かれています。詳細は、確報値の更新までお待ちください。(2025年8月) |
202513・19W・イサン
気象庁は、8月22日9時にフィリピンの東の熱帯低気圧について「24時間以内に台風に変わる見込み」と発表した。そして、翌日23日9時に南シナ海で台風に変わった。その後、発達しながら西進し、23日夜に暴風域を伴った。そして、23日6時に強い勢力となった。その後も発達していき、24日15時には、950hPaに達した。
その後台風13号はラオスに上陸して勢力を落とし、26日(火)15時に熱帯低気圧に変わった。
中国の海南島は、台風が接近し、ホテルの窓が破損するなど大きな被害が出た。ベトナムでも台風が上陸して少なくとも3人が死亡し、一時数万人避難を余儀なくされた。
台風14号(ノンファ)
台風15号(ペイパー)
気象庁は9月2日21時に日本の南の熱帯低気圧について「24時間以内に台風へ発達する見込み」と発表した。その後北へ進み、4日3時に日本の南で台風となった。台風12号と同様に日本のすぐ近くで発生したため「いきなり台風」とも呼ばれた。その後日向灘沖を進み、5日1時頃に高知県宿毛市付近に上陸した。その後四国の南を進み、同日9時に和歌山県北部に再上陸した。そしてこの台風は足を早め西・東日本の太平洋沿岸を東よりに進み関東の南に接近・通過した後、海に出て5日21時に日本の東で温帯低気圧に変わった。元台風15号は前線を伴いながら東に進んだ。
西・東日本の太平洋沿岸地域では大雨や強い風が吹き大きな影響を与えた。特に台風15号がかなり接近した静岡県牧之原市では線状降水帯が発生し台風直撃によって強い突風で竜巻が発生し少なくとも3人が死亡し大規模停電が発生して5万5000戸が断水した。速報値では40棟が全半壊という大きな被害が出た。
台風16号(ターファー)
台風17号(ミートク)
台風18号(ラガサ)
気象庁によると、午前9時ごろ、非常に強い勢力に発達したと発表した。
JTWCによると、台風18号(ラガサ)が9月21日午後6時ごろ、カテゴリー5のスーパータイフーンの基準に達したと発表した。[29]
PAGASAによれば、9月21日午前3時ごろに洪水の警報レベルを最高のシグナル5に引き上げた。[30]
気象庁によると、9月22日午前9時ごろ、猛烈な勢力に達した。
台湾農業部によれば、農作物の被害のみで2.5億元の被害が推計された。[31]
台風19号(ノグリー)
9月18日午後9時に、南鳥島東海上で発生した。9月20日午後9時に、今年初めての非常に強い勢力に達した。
その後、9月21日午前9時ごろには猛烈な勢力に達した。
日本の東の海上で停滞した。東への北上を始めた27日ごろから再発達した。
台風20号(ブアローイ)
9月24日午前3時に台風20号がフィリピン東海上で発生した。
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気象庁が台風と分類しなかった熱帯低気圧
TD03W
6月24日に気象庁の天気図に記載された。JTWCはこの熱帯低気圧に対して、6月25日の午後3時に熱帯低気圧番号を付与した[32]。
SD07W
7月11日ごろに、気象庁の天気図に記された。もともと、気象庁の天気図は上では台風4号と同じ低圧部のまとまりとして記されていたが、台風4号が台湾の西側を北上する過程で、低圧部が2つに分離して、低圧部の東側の半分が別の熱帯低気圧となった。JTWCは7月13日に、該当する熱帯低気圧を亜熱帯低気圧(=Sub Tropical Depression)と定義して発表した。7月14日午前6時に九州南部に上陸した。
TS08W
JTWCが、7月14日0時に小笠原諸島の上空に熱帯低気圧が発生したと発表した。その6時間後には、トロピカル・ストームの勢力へ至ったと発表した。
TD01C(イオナ)
JTWCが、8月2日15時にハリケーン・イオナだった熱帯低気圧が日付変更線を超えてアメリカ大気庁の監視外に出たと発表したが、気象庁はこれを認めなかった。
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各熱帯低気圧の影響
要約
視点
- 「期間」は熱帯低気圧として存命した期間を表す。台風が熱帯低気圧に変わった場合、熱低化から消滅までの期間も含む。
- 「階級」は気象庁が示す国際分類で、TD=トロピカル・デプレッション、TS=トロピカル・ストーム、STS=シビア・トロピカル・ストーム、TY=タイフーンである。STY=スーパータイフーンは、合同台風警報センター(JTWC)の分類で、タイフーンのうち最大風速が130kt(約65m/s、1分間平均)以上のもの。
- 合同台風警報センター(JTWC)の表記のうち、MD=モンスーン・ディプレッション(モンスーン型の熱帯低気圧)、WV=トロピカル・ウェーブ(高気圧の縁に出来る熱帯の波)、DB=トロピカル・ディスターバンス(熱帯擾乱)、DS=ディスィペインティング(散逸擾乱)、IN=インランド(地形性低気圧)、SD=サブ・トロピカル・ディプレッション(亜熱帯低気圧)、SS=サブ・トロピカル・ストーム(亜熱帯性台風)、EX=エクストラ・トロピカル・システムズ(温帯低気圧またはそれに準ずるもの)をそれぞれ表す。このうちWV,DBはLPA(低圧部)に属し、MD、SDは熱帯低気圧に属する。
- なお、米軍の2025年の最終事後解析は2026年8月31日に公開される予定の資料を出典にて明記する。
- 上段は気象庁の情報、下段はJTWCの情報である。
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脚注
外部リンク
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