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3・3・SUNフリーきっぷ

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3・3・SUNフリーきっぷ(さん・さん・さんふりーきっぷ)は、名古屋鉄道(名鉄)・近畿日本鉄道(近鉄)・南海電気鉄道(南海)の3鉄道事業者が販売していた全線乗車券周遊券の一種)である。類似のワイド3・3・SUNフリーきっぷについても本項目で記す。1997年の発売以来、鉄道ファンを始めとする多くの人に親しまれてきたが、2006年の夏季を持って発売を終了した。しかし、2025年に3・3・SUNデジタルフリーきっぷの名称でスマホによるクレカ決済専用のデジタルきっぷとして復活することになった[1]

名称の由来は3社の「3」、3日間の「3」と、最初に発売された時期である夏の太陽をイメージした「SUN」の合成である[2]

愛知県岐阜県三重県奈良県大阪府京都府和歌山県をカバーした。

切符の概要(デジタル時代)

切符の概要(紙時代)

  • これ1枚で大阪名古屋間を周遊できることや、南海・近鉄・名鉄の鉄軌道線全線(葛城索道線を除く)が、連続乗り放題となる。
  • 料金は中学生以上が5,000円、小学生が2,500円
  • 有効期間は乗車開始日から連続3日間で、切符に印刷されているカレンダーの日付(使用する連続した3日分)に利用者がボールペン等(鉛筆シャープペンシルなど消しゴム等で消せる筆記具は不可)で○印をつける。乗車時に駅係員にゴム印(日付入り)を押してもらう。 ただし、乗車駅が無人駅・係員不在の場合は降車駅(有人駅)または車掌に申し出る。自動改札機設置駅ではインターホンにて知らせるようになっている。
  • 本切符は磁気券ではないため自動改札機では使用できない。
  • 有料特急列車・特別車・特別車両・座席指定席車を利用する場合は、本切符とは別に、特急券・特別車両券・座席指定券を購入する必要がある。ただし、名鉄とJR東海高山本線を直通するディーゼル特急「北アルプス」には名鉄線内のみの利用であっても乗車できない(別途普通乗車券が必要)。
  • 指定された沿線施設(遊園地・ホテルなど)で使用できる優待割引券が16枚ついてくる。
  • 払い戻しは、未使用の場合(○印を記入してある場合はその前日まで)に限り、発売額から払い戻し手数料(500円)を差し引いて発行箇所で取扱う。
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ワイド3・3・SUNフリーきっぷ

「ワイド3・3・SUNフリーきっぷ」は、上記3社鉄軌道線のほか、各グループ会社の交通機関・3社沿線付近の交通機関の鉄道・軌道・バス・船舶など24社が連続3日間乗り放題となる。北は岐阜バスの道の駅桜の郷 荘川、東は豊橋鉄道バスの二川駅前、南は奈良交通の新宮駅、西は南海フェリーにも乗船できたので和歌山港から四国の徳島港まで行くことができた。

なお、2006年7月1日からの発売のものは、ワイド3・3・SUNフリーきっぷは発売はされない。

発売されていた時の料金は中学生以上が6,000円、小学生が3,000円だった。

ワイド版が利用可能な交通機関(2005年版)

歴史

  • 3社共同企画による切符は、1994年に発売した「関空ジョイントきっぷ」に端を発する。この時からの縁がこの企画切符発売のきっかけとなった。
さらに見る 販売期間, 利用期間 ...
  • この企画は1997年(平成9年)から行われている。当初は南海・近鉄・名鉄の3社のみだった。1999年(平成11年)からは鉄道3社に加えて、3社の各グループ会社の交通機関(ワイド版)が加わった。3社の各グループ会社の交通機関も順次拡大され、2005年度は24社となった。
  • 当初は、利用可能期間が夏季と冬季限定だったが、順次拡大され、2005年度は、愛知万博開催のため1年間となった。
  • ワイド版は2006年度春で廃止し、2006年度の夏季で3・3・SUNフリーきっぷの発売は終了。以降廃止することが決定された。しかし前述の通り2025年度にデジタルきっぷとして復活。ただし大阪・関西万博開催のため1年間となった。新たに2日間用が新設。
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脚注・出典

関連項目

外部リンク

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