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Cross My Palm

中森明菜のアルバム、プロモーションビデオ ウィキペディアから

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Cross My Palm』(クロス・マイ・パーム)は、日本歌手中森明菜スタジオ・アルバムと同作のミュージック・ビデオ。いずれもワーナー・パイオニアからリリースされた。

スタジオ・アルバム

要約
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概要 中森明菜 の スタジオ・アルバム, リリース ...

Cross My Palm』は、日本歌手中森明菜の11枚目のスタジオ・アルバム。このアルバムは1987年8月25日にワーナー・パイオニアよりリリースされた (LP: L-12651, CT: LKF-8151, CD: 32XL-192)。

概要

『Cross My Palm』は、ニューヨークで録音された全曲英語詞の外国人作家提供による通算11枚目となるスタジオ・アルバムである[1][5][6]。海外アーティストには、マイケル・センベロらに楽曲提供したディビット・バチュー、トニー・ヒューメック、ザ・フーロジャー・ダルトリーのアルバムにも楽曲提供したジュリア・ダウンズ、フリートウッド・マックアルバムにも楽曲提供した女性シンガー・ソングライターのサンディー・スチュワートらが参加した[5]。タイトルの"Cross My Palm"とは、「運命を占う」を意味している[5]

このアルバムは、1987年8月25日に、LP (L-12651)、CT (LKF-8151)、CD (32XL-192)の3形態で同時発売された[7][8]。本作では、映画『トップ・ガン』・『フットルース』などのサウンドトラックにみられる、複数アーティストが参加するオムニバス・アルバムを中森一人で表現出来ないかというアイデアのもと始まった[5]。同年12月21日に発売した同名のミュージック・ビデオCross My Palm』のサウンドトラックにも本作が使用されるため、作品のイメージをより伝えたいとする意図に加え、中森本人の強い希望もあり、本作の全曲英語詞が実現されたのだという[7][9][5]。リリース後、原曲ではフランス語で書かれている「MODERN WOMAN (FEMME D' AUJOURD' HUI)」が[5]パイオニア「private CD」TV CMソングに起用されている。中森は本作が全曲英語詞であったことから、英語の発音で苦労し、通常のレコーディングよりも長い3か月間ほどの期間を要したと本作リリース後に明かした[10]。同名のミュージックビデオに続いて1987年12月24日には、連動企画の写真集『中森明菜写真集 VISUAL BOOK Cross My Palm』(ほんの木)もリリースされた[11]

本作発売前の1987年7月11日より、本作を引っさげた全国コンサート・ツアーA HUNDRED daysを開催している[12][13]。また、本作収録曲は音楽番組でも披露した。1987年12月25日に放送されたテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』で本作収録曲の「THE LOOK THAT KILLS」を披露し[14]、1989年3月29日に放送されたフジテレビ系音楽番組『夜のヒットスタジオDELUXE』(フランスパリから全編衛星生中継)で同収録曲の「SOFT TOUCH」を披露している[15]

日本での発売からおよそ2年後の1989年にはアメリカ合衆国のレコード会社アトランティック・レコードよりリリース(所謂、自殺未遂事件のどさくさで)され、全米チャートで90位台にランクインした。ジャケットが日本盤仕様で、日本盤のカタログ番号(32XL-192)が印字されているものと、ないものが確認できる。[16][6]

シングル

本作収録曲の「THE LOOK THAT KILLS」は、1987年6月3日に発売した中森の18枚目のシングルBLONDE」の原曲である[5][17]。この楽曲は、1987年のオリコン年間シングルチャートでトップテン入りを果たした[18]

批評

『オリコン・ウィークリー』の藤井徹貫はこのアルバムについて、12人の歌手が全12曲を歌唱しているかのように、声の演出やキャラクターを変化させた「セルフコントロール」であり、中森は大胆な挑戦に取り組んでいると解説している[5]

記録

スタジオ・アルバム『Cross My Palm』は、オリコン週間LP&TAPESチャートの1987年9月7日付で初登場・最高順位ともに1位を記録[7][3]。1987年のオリコン年間アルバムチャートでは19位を記録した。

収録曲

『Cross My Palm』のライナー・ノーツ、JASRAC 作品データベース検索サービスより[12][19][20][21][22][23][24][25][26][27][28][29][30]

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クレジット

『Cross My Palm』のライナー・ノーツより[12]

  • Photo by JAY MANIS
  • MIXED BY FRANCIS BUCKLEY
  • CONEY ISLAND
  • BROOKLIN: CRANBERRY STREET, ORANGE STREET, CRALK STREET 〜
  • 5TH FLOOR, LOFT: 55 WEST 26TH STREET, MIDTOWN
  • OPEN-MARKET: 6TH AVENUE, 26TH STREET, MIDTOWN 〜 EAST VILLAGE
  • 3RD FLOOR, APARTMENT: 112 E. 61ST STREET 〜 GRAND CENTRAL TERMINAL, VANDERBILT STREET 〜
  • 42ND STREET, EAST VILLAGE 〜 COMMUNITY COFFE SHOP, 63 TILLARY STREET 〜
  • TOMPKINS SQUARE PARK, EAST VILLAGE 〜 YAFFA CAFE, EAST VILLAGE 〜 BATTERY PARK 〜 SOHO

リリース履歴

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ミュージック・ビデオ

要約
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概要 中森明菜 の ミュージック・ビデオ, リリース ...

Cross My Palm』は、日本歌手中森明菜スタジオ・アルバムCross My Palm』のミュージック・ビデオ。この映像作品は1987年12月21日にワーナー・パイオニアよりリリースされた (VHS: 10PV-85, β: 10PX-85、LD: 08PL-45)。

概要

『Cross My Palm』は、スタジオ・アルバムCross My Palm』のミュージック・ビデオである。この映像作品は、1987年12月21日に、VHS (10PV-85)、ベータマックス (10PX-85)、LD (08PL-45)の3形態で同時発売された[7]。本作の初回特典として、"AKINA POCKET CHIEF"が付いた[11]。本作の内容はアメリカ映画『ナインハーフ』を意識したもので、ニューヨークにて1987年4月13日から4月24日までの12日間撮影された[37][11]。スタジオ・アルバムとは若干違った編曲の音源が採用されている。1987年12月24日には、この映像作品のシナリオ付き写真集である『中森明菜写真集 VISUAL BOOK Cross My Palm』(ほんの木)がリリースされた[11]。本作は現在まで複数再発売されている。

批評

『CDジャーナル』は本作について、「映画のように美しく、洒落た映像が楽しめる。」とコメントし、中森の多彩な表情も確認出来ると肯定的な評価をした[38]。また、「セクシーでキュートな魅力」が十分に凝縮された映像集とコメントした[37]

収録曲

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クレジット

『Cross My Palm』のライナー・ノーツより[9]

  • Photo by JAY MANIS
  • CONEY ISLAND
  • BROOKLIN: CRANBERRY STREET, ORANGE STREET, CRALK STREET 〜
  • 5TH FLOOR, LOFT: 55 WEST 26TH STREET, MIDTOWN
  • OPEN-MARKET: 6TH AVENUE, 26TH STREET, MIDTOWN 〜 EAST VILLAGE
  • 3RD FLOOR, APARTMENT: 112 E. 61ST STREET 〜 GRAND CENTRAL TERMINAL, VANDERBILT STREET 〜
  • 42ND STREET, EAST VILLAGE 〜 COMMUNITY COFFE SHOP, 63 TILLARY STREET 〜
  • TOMPKINS SQUARE PARK, EAST VILLAGE 〜 YAFFA CAFE, EAST VILLAGE 〜 BATTERY PARK 〜 SOHO

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参照

関連項目

外部リンク

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