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FCジロンダン・ボルドー

フランスのサッカークラブ ウィキペディアから

FCジロンダン・ボルドー
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フットボール・クラブ・デ・ジロンダン・ドゥ・ボルドーFootball Club des Girondins de Bordeaux)は、フランスヌーヴェル=アキテーヌ地域圏 ボルドーに本拠地を置くサッカークラブチーム。2024年7月25日に経営破綻し、2024-25シーズンからはフランス全国選手権2に所属。なお、「ジロンダン」とは、「ジロンド県の」という意味である。

概要 原語表記, 愛称 ...
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歴史

要約
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優勝した1940-1941年のクープ・ドゥ・フランスでの試合風景

1881年に設立されたフランスで2番目に歴史のあるサッカークラブ。ヨーロッパでは「ジロンディンズ」と呼ばれている。黄金期を迎えたのはリーグ優勝3回・フランス・カップ2回制覇した1980年代。

1995-96シーズンには、中心選手であったMFジネディーヌ・ジダン、DFビセンテ・リザラズ、FWクリストフ・デュガリーらの活躍により、UEFAカップ1995-96で準優勝に輝いた。

2007年夏、監督経験のないローラン・ブランを招聘し、MFアルー・ディアッラ、DFマチュー・シャルメ、DFスレイマン・ディアワラなど守備的な選手を補強して、シーズンに臨んだ。FWフェルナンド・カベナギが15得点とエースの役割をしっかり果たし、新戦力も軒並み期待以上の活躍を見せた。勝ち点4差でリヨンに引けを取ったが、最終節まで優勝争いに絡み、2位という好成績を残した。ブラン監督はキャリア1年目にしてリーグ最優秀監督に選出された。

2008年夏に司令塔のジョアン・ミクーが引退したが、ACミランからMFヨアン・グルキュフをレンタルで、SMカーンから2007年にリーグ・ドゥMVPに輝いているFWヨアン・グフランを完全移籍でそれぞれ獲得した。2008-09シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ 2008-09に出場し、グループリーグ3位という結果に終わった。チャンピオンズリーグ敗退により回ったUEFAカップ 2008-09では決勝トーナメント1回戦でガラタサライに敗れた。一方、国内リーグ戦はMFグルキュフ、MFディアッラやエースとなったFWマルアーヌ・シャマフら主力の活躍により、終盤にリーグ新記録となる11連勝でオリンピック・マルセイユ、リヨンをかわし、10シーズンぶりのリーグ優勝を果たし、リヨンの連覇を7で止めた。またリーグカップ決勝でヴァンヌOCを倒して2シーズンぶりの優勝も決めた。 ちなみに11連勝でシーズンを終えたボルドーは2009-10シーズンに開幕から3連勝し、14連勝の記録を作った。2009年8月30日のマルセイユ戦で引き分けたために連勝記録が止まった[1]

2009年1月にブラン監督との契約を延長し、5月下旬にMFグルキュフを完全移籍させた。2009年夏にDFディアワラをライバルのマルセイユに引き抜かれたが、それ以外の主力選手は残留し、GKセドリック・カラッソ、MFヤロスラフ・プラシルなど層の薄いポジションの補強に努めた。こうして臨んだ2009-10シーズンは、UEFAチャンピオンズリーグのグループリーグを首位通過したものの、決勝トーナメント準々決勝でリヨンとのフランス対決に敗れた。リーグ・アンも前半戦は2位のリールOSCに9ポイントの差をつけて首位で折り返したものの、2010年1月に次期フランス代表監督候補にブランの名前が挙がった事が決定打となり、後半戦以降は一体感を失い、4月は全く勝てなかったのも合わせて大失速。リーグでは6位に沈んだ。2010-11シーズンは、ブランのフランス代表監督就任によりジャン・ティガナが監督に就いたが、MFグルキュフとFWシャマフの移籍もあってチームは更に不振を極め、ティガナ監督はシーズン途中で辞任。2011-12シーズンはフランシス・ジロを監督に据え、リーグ5位となり、UEFAヨーロッパリーグ 2012-13出場権を獲得した。

2021年6月22日、ジェラール・ロペスがクラブを買収することが発表された[2]。2021-22シーズンは、91失点とディフェンスが崩壊し、最下位となり、1990-91シーズン以来となる2部降格が決定した[3]。さらに、4,000万€もの赤字を抱えていたこともあり、フランスの経営監査部から3部リーグ降格を命じられた。それでも、この決定に不服申し立てをするとともにロペス会長が経営する企業から1,000€の増資やセク・マラサウサンプトンに売却するなどして得た移籍金によって新シーズン開幕3日前にリーグ・ドゥ"残留"を果たした[4][5][6]

2023-24シーズンはリーグ戦を12位で終えたが、深刻な財政問題は解決していなかったため3部リーグ降格が再び命じられた。クラブはプレミアリーグリヴァプールFCMLBボストン・レッドソックスなどを保有するフェンウェイ・スポーツ・グループ英語版への売却を交渉したが、破談となった[7]

2024年7月25日、ボルドーの商業裁判所に破産を申請した。負債は4000万ユーロ(約66億5000万円)。ユースチームは保有継続するが、トレーニング施設は閉鎖する予定。プロ契約選手との契約は失効となる見込み。既報通りにナシオナル(3部)への降格予定ながら、クラブ自体が解散する可能性もあると報じられている[8][9]

2024年8月1日、フランスサッカー連盟はボルドーのフランス全国選手権2への降格を決定[10]。この裁定を不服としたクラブは異議を唱えDNCG(経営管理総局)に控訴したものの8月12日に再審議の結果訴えは棄却された[11][12]。これを受けてフランス全国選手権残留への最終手段としてCNOSF(フランスオリンピックスポーツ委員会)に調停を求めたものの8月16日にCNOSFはボルドーの要請を拒否[13] 。これにより2024-25シーズンのフランス全国選手権2所属が確定した。

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ライバル

FCジロンダン・ボルドーのライバルはオリンピック・マルセイユFCナントトゥールーズFCである。
FCナントとの対戦はアトランティック・ダービーと呼ばれ、トゥールーズFCとの対戦はガロンヌ・ダービーと呼ばれている。
ボルドーとマルセイユのライバル意識が1980年代後半から同黄金期であった。また、ボルドーが1987年、1999年、2009年その3シーズン共マルセイユをかわし、リーグ優勝を果たした。

タイトル

国内タイトル

国際タイトル

過去の成績

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  1. 勝ち点1が剥奪
  2. 財政問題によって強制降格
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欧州の成績

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現所属メンバー

2023-24シーズンフォーメーション

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

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※印括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外またはACP圏外選手を示す。

監督
  • ブルーノ・イルレス

レンタル選手

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注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

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注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

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歴代監督

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歴代所属選手

要約
視点

GK

DF

MF

FW

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脚注

外部リンク

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