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Fediverse
OStatusなどの連合のためのプロトコルを用いたSNSの集合 ウィキペディアから
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Fediverse(フェディバース、「federation(連合)」と「universe(世界)」のかばん語)は、SNS・ミニブログ・ブログ等を含むWebサイトの公開やファイルホスティングを行う、独立性を保ったまま相互接続されたサーバー群のことを指す。異なるサーバー(インスタンス)それぞれにおいてユーザーがアカウントを作成し、異なるサーバーに属するアカウント同士が各サーバー上のソフトウェアが実装するオープン標準の通信プロトコルを通して通信できることが特徴である[1]。テキストなどを投稿したり他のアカウントによる投稿を購読することができる[2]。Fediverse上には動画・音声・テキストデータの単純な共有だけでなく、公開範囲の限定やアドレス帳やカレンダーなどの共同編集が可能なソフトウェアも存在する。

歴史

2008年、エヴァン・プロドロモウがSNSであるidenti.caを設立し、そのベースとなるソフトウェアであるStatusNetをAGPLライセンスの下で公開した。identi.caはのちにOStatusとなる通信プロトコルを実装したものの、identi.ca以外のサーバーは個人使用目的のものが少数存在する程度であった。しかし2011年~12年頃にidenti.caがソフトウェア実装をpump.ioに切り替える頃になると、StatusNetの後継フォークであるGNU socialのサーバーがいくつか作られるようになった。GNU Socialの成長と呼応してFriendicaやHubzilla[3]、Mastodon、Pleroma[4]といったOStatusに対応したソフトウェアが登場し、Fediverseの形成・拡張が成された。同時期にOStatusとは違う特徴を持ったプロトコルの開発も進められていた。
2018年1月、W3Cはプラットフォーム間の相互運用性を向上させることを目的としたプロトコルActivityPubを発表した。2018年8月現在[update]、ActivityPubをサポートするプラットフォームは13あり、Fediverseで使用される主要なプロトコルとなっている。
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Fediverseで使用される通信プロトコル

多様なソフトウェアプラットフォーム
要約
視点

Fediverseを構成するソフトウェアの多くはFOSSである。Twitterライクな実装が複数存在する(Mastodon・Misskey[7]・GNU social・Pleroma[4]等がTwitterに似たマイクロブログ機能を持つ)ものの、FrendicaやHubzillaなどGoogle+やFacebookといったプラットフォームに近いコミュニケーション形態を提供するものも存在する。
Fediverseを構成するソフトウェアプラットフォームと対応プロトコルは次のようになっている。
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統計情報
fedidb.comやthe-federation.infoなど、fediverseに関する統計情報を公開しているモニタリングサイト[51]は複数の開発者によって作成されている。これらのサイトの統計は NodeInfoプロトコルによって公開される使用統計の値に依拠しており、正確な記録ではない。NodeInfoが無効であったり非対応であるなどの原因で計数されないこともあれば、NodeInfoに対応するFediverse外のソフトウェアが含まれてしまうこともある。
脚注
外部リンク
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