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Jin Dogg
韓国のラッパー ウィキペディアから
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Jin Dogg(ジン ドッグ、1990年9月10日 - )は日本のラッパー。「Jin Dogg」の名前はSnoop Doggと珍島犬(韓:진돗개、Jindotgae)に由来する[2]。本名はJake Yoon[3]。
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来歴
要約
視点
生い立ち
1990年に大阪府大阪市生野区桃谷で誕生[2][4]。母親は韓国から来た韓国人、父親は在日2世である[2]。父親は子供の頃からいなかった[5]。保育園まで生野区で育ち、大阪市内を転々としたのち天王寺区に引っ越す[6]。当時の天王寺区は在日韓国人が少なかったためいじめを受ける[6]。10歳で渡韓し、現地の日本人学校に通う[2]。韓国では「日本人である」という理由からいじめを受け、アイデンティティに悩んだ彼は「一回グレた」こともあった[7]。
14歳違いの姉の影響からヒップホップ文化に慣れ親しみ[5]、小学5年生のときからヒップホップ音楽を聴きはじめる[8]。中学2年生の後半から3年生でヒップホップを一気に好きになり[9]、スヌープ・ドッグをはじめとするGファンクや、ノトーリアス・B.I.G.などを聴いていた[8]。また、韓国で「当時流行っていた」Deepflowなどを好んでいた[注 1]。日本語ラップではZeebraを聴いていたほか、OZROSAURUSの『Rollin’ 045』に衝撃を受けた[2]。オーストラリアに半年間留学した際に格闘ゲームのDef Jam: Fight for NYに出会い、影響を受ける[6]。このとき買ったリュダクリスのファーストアルバムが、初めて買ったヒップホップのCDであった[9]。留学後は韓国のアメリカンスクールに入学し、友人が英語でフリースタイルをしていたのをきっかけに、自らもラップを始める[2]。18歳でアメリカンスクールを退学し、日本の高校に転入する[2]。
その後も韓国の友人と、スカイプで遊びの一環としてラップを続け、その延長でリル・ウェインの『A Milli』のビートで韓国語ラップを作る[6]。友人に誘われてANARCHYと般若のライブを見たことをきっかけに、高校卒業後の2011年よりライブやレコーディングなどをするようになった[2][6]。はじめてレコーディングした曲は『24 BARS TO KILL』の歌詞を英訳したものだった[6]。地元の友人に一二三屋のサイファーに連れて行かれ、そこでWILYWNKAやYoung Cocoと知り合う[5]。
キャリア
楽曲を録り溜め、2012年3月に初のEP『Welcome to Bang Bang I.K.N』を発表する[2][5]。しかし、EPをリリースした後Jin Doggは違法薬物売買で大々的な失敗を犯してしまい、活動を休止する[5]。「いるのが気まずくなった」Jin Doggはミナミを飛び、3年ほどラブホテルの清掃員などをして過ごした[4]。「もともとハスラーキャラでもないし、ボスって感じでもない」というJin Doggは音楽性と自己の矛盾に悩んでいたが、休止期間にKOHHやMonyHorseの「ありのままを歌う」スタイルに出会い、道を見出す[5]。Jin DoggはKOHHらの淡白なリリックに対して「どろどろとした」音楽を作りたいと考え、その中でBonesのライブスタイルやSuicideboysに強い影響を受ける[5][11]。
2015年ごろ、イベントで紹介されたスタジオオーナーのYoung Yujiro(当時の名義はRadoo)と意気投合する[2]。Jin DoggはYoung Yujiroのスタジオに通うようになり、ファーストミックステープ『1st High ~抱腹絶倒~』をリリースするにあたりレーベル「Hibrid Entertainment」を共同設立した[12]。この頃キース・エイプやOkasianを通してトラップに触れる。このことにより、それまでGファンクの影響が強かったJin Doggの音楽性はトラップに近づいた[2]。2017年にはセカンドミックステープ『2nd High』をリリースする[13]。同ミックステープも1stと同様のスタイルで作られたが、ホラー映画のようなイメージが志向された[5]。
2019年12月にアルバム『SAD JAKE』『MAD JAKE』の2枚組アルバムをリリースする。両アルバムでは激しさと感傷的さの二面性がテーマとなった[9][11]。2023年12月に2ndアルバム『Blood&Bones (BLOOD)』をリリースする[14]。同アルバムも2枚組であり、2月17日に対となるアルバムである『Blood&Bones (BONES)』がリリースされた[15]。
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音楽性
リリックの書き溜めはあまりせず、基本的にはスタジオで全てを仕上げるスタイルを取っている[9]。楽曲制作のときには感情を重視しており[8]、音楽を自分なりのストレス発散方法であるとしている[7]。押韻をあまり重視せず、関西弁を生かした、話しているようなスタイルのラップを得意とする[2]。
好きなアーティストとしてBones・Smokepurpp・Ghostemaneを挙げる[12]。また、影響を受けたアーティストとしてANARCHY・MACCHO・漢・メシアTHEフライ・Gizmo・Baneを挙げる[9]。
ディスコグラフィー
アルバム
EP・ミックステープ
出演
映画
インターネットテレビ
- my name is(ABEMA、2022年5月22日)[18]
- 警視庁麻薬取締課 MOGURA(ABEMA、2025年1月9日〈予定〉 - ) - 火薬 役[19]
脚注
外部リンク
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