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Python Imaging Library

プログラミング言語Pythonに、各種形式の画像ファイルの読み込み・操作・保存を行う機能を提供するフリーのライブラリ ウィキペディアから

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Python Imaging Library(略称 PIL)は、プログラミング言語Pythonに、各種形式の画像ファイルの読み込み・操作・保存を行う機能を提供するフリーのライブラリである。Windows、Mac OS X、Linuxで利用することができる。2009年9月にリリースされた最新版のPIL 1.1.7では、Python 1.5-2.7をサポートしているが、Python 3のサポートは「後に」なるとされている[2]

概要 作者, 開発元 ...

開発は、2011年のPILレポジトリへのコミットを最後に停止しているとみられる[3]。そのため、Pillowという後継のプロジェクトがPILのリポジトリをフォークし、Python 3のサポートなどを追加している[4]

Pillowは、オリジナルのPILの後継として、Debian[5]Ubuntu[6](13.04から)などのLinuxディストリビューションで採用されている。

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機能

PIL は、画像操作のための標準的なプロシージャを提供しており、次のようなものがある。

  • ピクセル毎の操作
  • マスキングと透明度の制御
  • ぼかし、輪郭補正、スムージング、輪郭検出などの画像フィルタ
  • シャープ化、明るさ補正、コントラスト補正、色補正などの画像の調整
  • 画像へのテキストの追加
  • その他いろいろ

サポートするファイル形式

PPM, PNG, JPEG, GIF, TIFF, BMPなどの画像形式をサポートしている。デコーダを新規に作成して、他の形式を読み込めるようにライブラリを拡張することもできる[7]

使用例

この例では、ハードドライブから画像をロードし、ぼかしのフィルタ処理を行っている。

from PIL import Image, ImageFilter

original = Image.open("lena.ppm") # ハードドライブから画像をロード
blurred = original.filter(ImageFilter.BLUR) # 画像をぼかす

original.show() # 2つの画像を表示する
blurred.show()

脚注

外部リンク

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