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SF-A2 開発コード miki
2009年に発売された日本の歌声合成ソフトウェアおよびパッケージキャラクター ウィキペディアから
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SF-A2 開発コード miki(エスエフ エーツー かいはつコード ミキ)は、AH-Softwareから発売されている歌声合成ソフトウェア。日本語対応の女声ボーカル音源として、シンガーソングライターのフルカワミキの声をサンプリングし、初版は2009年12月4日に発売された。略称は「miki[1][2]」。
製品
→「VOCALOID」も参照
ヤマハの開発した音声合成エンジンVOCALOID2を使用しており、「歌愛ユキ」「氷山キヨテル」とともにAH-Softwareで最初のVOCALOID製品として販売されている。ただし本製品については他の2製品と異なり、フルカワミキのマネジメントを行うHEARTFASTと当時の所属プロダクションであるyamaha A&R[3]が発売元、AH-Softwareは販売元という扱いとなっている[4]。「SF-A2 開発コード miki」は「アーティストエディション01」と位置づけられており、AH-Softwareでは本製品に続いて有名アーティストを起用したVOCALOIDをリリースして行く方針を示している[5]。
得意なテンポは70 BPM - 170 BPM、得意な音域はE2 - G4、高音域と低音域でまるで違うキャラクターの様に聞こえるフルカワミキの生声が忠実に再現しているとされ[6]、また音域の広さも特徴としてあげられている[7]。他のVOCALOID製品では通常3段階のピッチの音声を収録しているのに対し、本製品ではより細かく4段階のピッチで収録し表現力の拡大を図っている[8]。
パッケージには漫画家のコザキユースケによるフルカワミキの声質を元にデザインされたキャラクターイラストが用いられている[8]。製品名については「ロボットの工業デザインのような方向性から生まれた[8]」という。
なお、歌声を提供したフルカワミキは本製品発売の2日前の12月2日に、同じVOCALOIDの初音ミクを使用して発表された楽曲「サイハテ」のカバーシングルを発売しているが、これは元々は本製品とは別の企画であったという[9]。ただし発売に際してはタイアップイベントが行われており[8]、またパッケージのイラストにコザキユースケを推薦したのは「サイハテ」作者の小林オニキスであり[10]、レコーディングの時期との兼ね合いから実現はしなかったものの「サイハテ」のなかで本製品を使用する構想もあったとされるなど[9]無関係というわけではない。
2015年6月18日には「VOCALOID4」エンジンに対応した新音源「miki ナチュラル」が発売された。VOCALOID4版ではVOCALOID2版の発売元yamaha A&Rが既に解散しているためか、「制作:ヤマハ株式会社、製造・販売:株式会社AHS」となっている。2025年3月21日にはSynthesizer V 2版が発売された。
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メディアミックス
主な音楽CD
「SF-A2 開発コード miki」が曲に使用されていることが明記された主なCD。
KarenTによる配信
以下は、クリプトン・フューチャー・メディアのレーベル「KarenT」により、iTunes Storeなどで、「SF-A2 開発コード miki」の名前が明記された楽曲を収録し販売されているアルバム。
その他
- ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュ123!!
- 2010年7月15日にドラスから発売された『ハローキティといっしょ!』のゲームソフト『ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュ123!!』のテーマソングにSF-A2開発コードmikiが歌う「WITH」を使用[13]。
- 「悪ノ娘」シリーズ・「悪ノ大罪」シリーズ(著:悪ノP(mothy)、出版:PHP研究所)
- mothy_悪ノPが手掛ける七つの大罪をモチーフにした「悪ノ大罪シリーズ」の各楽曲を原作として、ボカロ小説の先駆ともされる。小説版において、mikiをモチーフとする人物は各作品に登場するが、代表例は「ミキナ=フリージス」である。両シリーズを併せて2010年から2017年に発売され、全12巻。
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脚注
関連項目
外部リンク
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