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T22型水雷艇
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T22型水雷艇(1939型艦隊水雷艇:Flottentorpedoboot 1939)とは、ナチス・ドイツ海軍(Kriegsmarine)が第二次世界大戦において運用した水雷艇である。1942年から1944年にかけて15隻が就役した。
15隻全てがシハウ造船のエルビンク(現:ポーランド領エルブロンク)造船所で建造されたことから、連合国ではエルビンク級水雷艇(Elbing class torpedo boat)とも呼ばれる。
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概要
1939年度建艦計画において3隻の建造が計画されていたことから、設計自体は1939年までに終わっていた模様。
100mを超える全長や1,000tを超える基準排水量など従来の1923型/1924型水雷艇や1935型/1937型水雷艇よりも大型化されており、凌波性や航行性が向上したほか航続距離も延長されている。また1935型/1937型と比較するとボイラーの配置が変更されたため煙突が2本に増えるなど艇形も変化している。
武装については、105mm砲を4門搭載するなど対空・対水上火力が大幅に強化されたため汎用性が向上し、雷撃だけでなく多種多様な任務により柔軟に対応可能となった。このため、小型駆逐艦として船団護衛などの任務にも投入されている。
第二次世界大戦当時のドイツ海軍艦艇の例に漏れず損失も多く、ドイツ敗戦までに11隻が失われた。残存の4隻もアメリカ(後にフランスに譲渡)とフランス、ソ連が賠償艇として接収し、1950年代後半まで自国海軍で運用した後にスクラップとされた。
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同型艦
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参考文献
- 「世界の艦船増刊 1982年12月号増刊 第12集 第2次大戦のドイツ軍艦」(海人社)
関連項目
外部リンク
- Flottentorpedoboot 1939T22型水雷艇の各艦の艦形のわかる図とスペックと艦歴があるページ。(独語)
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