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THE GREAT 〜エカチェリーナの時々真実の物語〜
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『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~』(The Great)は、製作委託元のHuluが「反歴史的」[1]と説明する、全ロシアの女帝であるエカチェリーナ2世が権力を握るまでの過程をおおよそ元にした2020年のコメディドラマのテレビシリーズである。全10話からなる第1シーズンは、Huluで2020年5月15日に公開された[2]。シリーズの主役はエカチェリーナ2世をエル・ファニング、ロシア皇帝ピョートル3世役をニコラス・ホルトが勤めている。
2020年7月、Huluは第2シーズンの製作を公表した[3]。
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前提
『THE GREAT』は、エカチェリーナ2世が、宮廷外の家系から、ロシア史上最長の女性統治者になるまでを風刺的に描いたコメディドラマである。このシリーズはエカチェリーナの若い頃のピョートル3世(ピョートル2世と混ぜ合わせて設定)との結婚生活を描いたフィクションで[4]、堕落した危険な夫の殺害計画が中心に描かれている。
配役
メイン
サブ
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エピソード
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製作
要約
視点
開発
このシリーズは、2008年にシドニー・シアター・カンパニーが上演した、トニー・マクナマラのエカチェリーナ2世を題材にした戯曲をベースにしている[7]。マクナマラはこの作品の映画化も手がけているが、「この作品は演劇と映画になっているが、映画にするには膨大な物語であることにいつも苦労していた。何年も何年も続く物語として伝えたかった」と述べている[8][9]。このシリーズは、初期には6シーズンを想定しており、シリーズが進むに連れてエカチェリーナ妃の人生における、歴史上の重要な人物が登場する予定だった[10]。
2018年8月24日、Huluがエカチェリーナ2世を題材にしたミニシリーズのパイロット版を間もなく発注することが発表された。このシリーズは、トニー・マクナマラが脚本を担当するとともに、エル・ファニングおよびマリアン・マクゴワンと並んで製作総指揮も務める。パイロット版に関わる製作会社はメディア・ライツ・キャピタル、エコー・レイク・エンターテイメントおよびトゥルーライン・エンターテイメントである[11]。2018年11月20日、マット・シャクマンがパイロット版を監督していることが報じられた[12]。2019年2月11日、テレビ批評家協会の年次冬季プレスツアーにおいて、Huluがシリーズ製作のオーダーを出したことが発表された[13]。
キャスティング
最初のパイロット版の発表と並行して、エル・ファニングとニコラス・ホルトがそれぞれ主役のエカチェリーナ2世とその夫のピョートル2世役につくことが確認された。2018年11月、フィービー・フォックス、サッシャ・ダーワン、チャリティ・ウェイクフィールド、グウィリム・リーがパイロット版のキャストに加わったことが発表された[12][14][15]。2020年1月、セバスチャン・デ・ソウザ、アダム・ゴドリーおよびダグラス・ホッジがキャストに加わった[16]。2021年5月14日、ジリアン・アンダーソンがエカチェリーナの母親、ヨハンナ役でゲスト出演した[17]。
撮影
パイロット版の主要撮影は、2018年11月までにイングランドのヨークで開始され、その他の撮影地としてはレスターシャー、リンカンシャーおよびケントのヒーヴァーなどがある。主な撮影地はハートフォードシャーのハットフィールド・ハウス、レスターシャーのべルヴォワール・キャッスルおよびイタリアのカゼルタ宮殿である[14][18][19][20][21][22]。ヒーヴァー城の湖上にあるロッジアは露典和平会議の撮影場所としても使われた。ケントのセブノークス近くにあるセント・クレア・エステートの畑が、第5話および第7話の戦闘シーンの舞台として使用された[23]。第2シーズンの撮影は、2020年11月4日に開始れた[24]。
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公開
合衆国では2020年5月15日にシリーズが初放送された[2]。オーストラリアでは、5月16日にStanによって全話が公開された。イギリスではチャンネル4およびStarzPlayによって放送された。StarzPlayはアイルランド、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ベネルクス、ラテンアメリカおよびブラジルでもこのシリーズを配信している。ロシアではMore.tvが、ニュージーランドではSkyが放送し、カナダではAmazon Prime Videoが配信した[25]。
日本では、2021年2月より海外ドラマ専門チャンネル『スーパー!ドラマTV』にて日本語吹替版が放送され、エカチェリーナ役を早見沙織、ピヨートル役を関智一が演じている[26]。
歴史的な正確さ
Huluは『THE GREAT』を「反歴史的」と表現し、シリーズのタイトルシーケンス(および邦題では)「時々真実の物語」であると宣言している[1]。ロサンゼルス・タイムズの評論家、ロバート・ロイドは「マクナマラは名前や関係性、いくつかの歴史的な箇条書きを書き留め、紙を破ってから執筆を開始した。そして観客もまた、ロシアやここで表現されている実在の人物について、なにか役に立つ真実を知ることを気にかけることなく、出されたものに身を委ねなければならない」と述べている[27]。
評価
要約
視点
評論家の反応
Rotten Tomatoesは、83件の評論家のレビューをもとに、第1シーズンの支持率が88%、平均評論家評価を7.51/10としている。同ウェブサイトの評論家の意見では「『THE GREAT』はその名に恥じるものではないが、エル・ファニングとニコラス・ホルトの好演と邪悪なユーモアのおかげでかなり良い作品に仕上がっている」と描かれている[28]。Metacriticでは、30件のレビューをもとにした加重平均スコアが100点満点中75点となっており、「おおむね好意的な評価」を示している[29]。
受賞とノミネート
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関連項目
脚注
外部リンク
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