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Ubuntu (書体)

フォントファミリー ウィキペディアから

Ubuntu (書体)
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UbuntuOpenTypeベースのフォントファミリーで、ロンドンを拠点とするType foundry英語版のDalton Maagによってデザインされた。カノニカルによって出資され、現代的でヒューマニスト風の書体としてデザインされている[1]。フォントは9か月ほどの期間をかけて開発され、最初のリリースは、限定された形で2010年9月までベータプログラムを通じて提供された。Ubuntu OSでは、Ubuntu 10.10のリリースから新たなデフォルトのフォントとなっている[2][3]。フォントのデザイナーには、Comic SansTrebuchet MSフォントの作者であるヴィンセント・コナーレが含まれている[4]

概要 様式, 分類 ...

本フォントファミリーは、Ubuntu Font Licenceの下でライセンスされている[5]

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歴史と特徴

このフォントは、2010年10月のUbuntu 10.10のリリースにあわせて、Regular、Italic、Bold、Bold Italicの4つのバージョンが英語で提供された。続いて、2011年4月のUbuntu 11.04のリリースに合わせて、追加のフォントと言語のサポートがなされた[6][7]。最終的な開発は下記の13のフォントからなるよう意図されている[6][7]

  • Ubuntu - Regular, Italic, Bold, Bold Italic
  • Ubuntu Monospace - Regular, Italic, Bold, Bold Italic
  • Ubuntu Light - Regular, Italic
  • Ubuntu Midium - Regular, Italic
  • Ubuntu Condensed - Regular

ターミナルエミュレータで使用されるmonospaceバージョンは、、Ubuntu 11.04のリリースとともに用いられるようになるはずであった。しかしながら、これは遅れ、Ubuntu 11.10でシステムのデフォルトのmonospaceフォントとなった[8]

また、Unicodeに完全に準拠しており、ラテンAおよびB拡張文字セット、ギリシャ語ポリトニックキリル文字拡張が含まれている。さらに、UbuntuOSはインドのルピー記号英語版をデフォルトで含む最初のオペレーティングシステムフォントとなった[9]。Ubuntuフォントは主に画面表示用に設計されており、間隔とカーニングは本文のサイズに合わせて最適化されている[6][10]

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利用

Ubuntuフォントファミリーは、現在開発中のUbuntu OSのデフォルトのフォントとなっており、また、Ubuntuプロジェクトのブランディングとしても使われている[5]

UbuntuフォントファミリーはGoogle Fontsディレクトリにも含まれており、これによりWebフォントとしても容易に使うことができる[11]。また、2011年4月26日にはGoogle Docsでも使えるようになった[12]

Ubuntu Monospaceは2014年のビデオゲーム「Transistor英語版」で広く使用されており[13][14]。florr.io、digdig.io、agar.io、diep.ioなどM28が開発するゲームでも使用されている。

Ubuntu bold-italicは、ビットコインロゴタイプに、ビットコインのシンボルとともに用いられている[15][16]

Ubuntu sansは、人気のGIF共有アプリTenorの「GIF Maker」で使用されている。このフォントはインターネットミーム文化で非常に人気があり、GIFや画像のキャプションによく使用されている[17]

TV Tropes は 2016 年からロゴに Ubuntu を使用している。

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Ubuntu Font Licence

概要 公開元, DFSGとの適合性 ...

Ubuntu Font License は、Ubuntuフォントファミリー向けに設計された暫定的なライセンスであり[19]、バージョン0.68以降で使用されている[5]。このライセンスは、SIL Open Font Licenseに基づいている[20]

Ubuntu Font License では、ライセンス条件が満たされていれば、フォントを「自由に使用、研究、変更、再配布」することができる。ライセンスはコピーレフトであり、すべての派生作品は同じライセンスの下で配布する必要がある。このフォントを使用する文書は、Ubuntu Font License の下でライセンスされる必要はない[21]

FedoraDebianはこのライセンスをレビューし、使用と変更の許可が不完全または曖昧であるため、非自由であると解釈することに合意した。

関連項目

脚注

外部リンク

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