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WASP-32
うお座の恒星 ウィキペディアから
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WASP-32は、うお座の方角におよそ907光年離れた位置にある恒星である[2][4]。その周囲には、1つの太陽系外惑星が発見されている[3]。
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特徴
WASP-32は、スーパーWASP計画によって付与された名称で、それまではTYC 2-1155-1というのが、この星を指す名称としてよく用いられていた[3]。
WASP-32は、太陽型の恒星で、見かけの等級は11.3である[3]。表面温度は6,140Kで、G型星とみられる。年齢は、推定方法によって幅があるが、概ね数十億年と求められている[6]。
惑星系
2010年、スーパーWASPグループは、南アフリカのWASP-Southによるトランジット法の観測から、この恒星の周りに惑星WASP-32bを発見した[3]。WASP-32bは、典型的なホット・ジュピターで、質量は木星の2.6倍程度、2.7日周期で母星の周りを公転している[3][5]。
名称
2019年、世界中の全ての国または地域に1つの系外惑星系を命名する機会を提供する「IAU100 Name ExoWorldsプロジェクト」において、WASP-32とWASP-32bはシンガポール共和国に割り当てられる系外惑星系となった[2]。このプロジェクトは、「国際天文学連合100周年事業」の一環として計画されたイベントの1つで、シンガポール国内での選考、国際天文学連合 (IAU) への提案を経て、太陽系外惑星とその母星に固有名が承認されるものであった[7]。2019年12月17日、IAUから最終結果が公表され、WASP-32はParumleo、WASP-32bはViculusと命名された[1]。Parumleoは、シンガポール独立闘争を象徴する「小獅子」を意味するラテン語[1]。Viculusは、シンガポール人の精神を具象化した「小さな村」を意味するラテン語である[1]。
脚注
関連項目
外部リンク
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