WASP-5b

WASP-5bはほうおう座の方角に約1000光年の位置にあるWASP-5の周囲を公転している太陽系外惑星である。惑星の質量と半径から木星型惑星であり、組成は木星と類似していると考えられている。主星から近い軌道を公転しているため、大気の温度は約1753Kにも達し、ホットジュピターに分類される^[3]。

WASP-5b
木星との大きさの比較
星座	ほうおう座
分類	太陽系外惑星
発見
発見年	2008年[1]
発見者	D. R. Anderson ら[2] (スーパーWASP)
発見場所	南アフリカ天文台[2]
発見方法	トランジット法[2]
現況	公表
軌道要素と性質
軌道長半径 (a)	0.02740 ± 0.00044 au[3]
離心率 (e)	0.038+0.026 −0.018[4]
公転周期 (P)	1.6284246 ± 0.0000013日[3]
軌道傾斜角 (i)	85.8 ± 1.1 °[3]
近点引数 (ω)	0.60+0.47 −0.39 °[4]
通過時刻	HJD 2454373.99598+0.00025 −0.00019[4]
準振幅 (K)	279.7+9.2 −6.3 m/s[4][注 1]
WASP-5の惑星
位置 元期:J2000.0
赤経 (RA, α)	23h 57m 23.76s[1]
赤緯 (Dec, δ)	−41° 16′ 37.7″[1]
距離	1017光年 (312 pc[1])
物理的性質
半径	1.175 ± 0.055 RJ[3]
質量	1.595 ± 0.048 MJ[3]
平均密度	1.22 ± 0.16 g/cm3[3][注 2]
表面重力	28.6 ± 2.6 m/s2[3]
平衡温度 (Teq)	1753 ± 35 K[3]
他のカタログでの名称
2MASS J23572375-4116377 b, 1SWASP J235723.74-411637.5 b, WISE J235723.76-411637.8 b[1]
■Template （■ノート ■解説） ■Project

スーパーWASPプロジェクトの南アフリカ天文台のカメラを用いて発見された初めての惑星である^[2]。