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オガム文字 (Unicodeのブロック)
Unicodeのブロック ウィキペディアから
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オガム文字(ここにヨミガナをかく、英語: Ogham)は、Unicodeの43個目のブロック。
解説
アイルランドで4世紀~6世紀頃にアイルランド語の古語である原アイルランド語や古アイルランド語を表記するために用いられていたオガム文字を収録している。Unicode上では一番最初に来る、現在話されている言語の表記に用いられる文字が一つも存在しないブロックである。
オガム文字は音素文字のうち、母音と子音に独立した文字が割り当てられているアルファベットに分類される。書字方向はラテン文字などと同様に左から右に横書き(左横書き)するか、或いは下から上に向かって縦書きをする。Unicode上では左横書き文字として定義されている。
単語毎に分かち書きをするが、全ての文字を軸でつないで表記するため、通常のスペースではなく何も文字が書かれていない軸単体(U+1680 OGHAM SPACE MARK)を単語境界に用いる。また、文境界については文の終わりだけでなく文の開始についてもそれを表現する約物が存在する。
符号位置の順序はおおむね伝統的なオガム文字の順序に従っており、文字名についても樹木の名前に因んだ伝統的な名前が付けられている。
Unicodeのバージョン3.0において初めて追加された。
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収録文字
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小分類
このブロックの小分類は「スペース」(Space)、「伝統的な字母」(Traditional letters)、「フォルフェダ(補助的な字母)」(Forfeda (supplementary letters))、「約物」(Punctuation)の4つとなっている[1]。
スペース(Space)
この小分類にはオガム文字のうち、単語境界となるスペースに用いられる軸のみの文字が1つのみ収録されている。
伝統的な字母(Traditional letters)
この小分類にはオガム文字のうち、基本的な字母が収録されている。
フォルフェダ(補助的な字母)(Forfeda (supplementary letters))
この小分類にはオガム文字のうち、フォルフェダと呼ばれるオガム文字が流行した後から追加された追加文字が収録されている。
約物(Punctuation)
この小分類にはオガム文字のうち、文の境界として用いられる記号2種類が収録されている。
文字コード
オガム文字(Ogham)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+168x | ᚁ | ᚂ | ᚃ | ᚄ | ᚅ | ᚆ | ᚇ | ᚈ | ᚉ | ᚊ | ᚋ | ᚌ | ᚍ | ᚎ | ᚏ | |
U+169x | ᚐ | ᚑ | ᚒ | ᚓ | ᚔ | ᚕ | ᚖ | ᚗ | ᚘ | ᚙ | ᚚ | ᚛ | ᚜ | |||
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
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