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ハンガリー国立美術館

ブダペストにあるハンガリーの国立美術館 ウィキペディアから

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ハンガリー国立美術館ハンガリー語: Magyar Nemzeti Galéria)とは、1957年に設立された、ハンガリーの国立美術館であり、首都ブダペストブダ地区にあるブダ城内に位置している。その収蔵する分野は、ハンガリー美術全体に及び、19世紀から20世紀にかけてパリ等の西欧で活躍したハンガリー美術家の物も多く含まれている。

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美術館が位置するブダ城

収蔵品

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ピラトの前のキリストムンカーチ・ミハーイ作、1881年
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斑紋様のポルカのローブを着る女性、リップル・ローナイ・ヨージェフ作、1889年

国立美術館は中世ルネサンスゴシックバロック、ルネサンス期ハンガリー美術の作品を収蔵している。その中には15世紀の木製祭壇も存在する[1]

その展示の中にはアレクシー・カーロイドイツ語版マウリス・アスカロン英語版ボルショシュ・ミクローシュ英語版ドナース・ギュラ英語版ファドルス・ヤーノシュフェレンツィ・ベーニ英語版フェレンツィ・イシュトヴァーン英語版イジョー・ミクローシュ等のマジャル人彫刻家の作品が見られる。また、ブラッシャイマルトン・エルヴィン英語版等の画家、写真家の物も収められている。美術家ではムンカーチ・ミハーイパアール・ラースローの物が収められている[1]。その他、マルコー・カーロイボルショシュ・ヨージェフ英語版バラバーシュ・ミクローシュセーケイ・ベルタランロッツ・カーロイシニェイ・メルシェ・パールチョーク・イシュトヴァーン英語版イヴァーニ=グリュンヴァルト・ベーラチョントヴァーリ・コストカ・ティヴァダルリップル・ローナイ・ヨージェフフェレンツィ・カーロイ等の作品も収蔵されている。

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物議

2008年ブダペスト国立西洋美術館のバアーン・ラースローは展示物が似ている国立美術館と西洋美術館の合併を提案した。両者とルートヴィヒ美術館は20世紀の海外居住のハンガリー美術家の作品の展示に特化している[2]。その後、彼は1800万ユーロを西洋美術館の拡大に投資し、市内に散在したコレクションを統合させようとしたが、2011年2月に拒否された。そして、バアーンは政府に1億5000万ユーロを以て新しい建物を二棟作る計画を提出した。そのうち一つは現代欧州美術、もう一つはハンガリーの写真の棟にし、2017年に完成する予定となっている[3]

2011年11月、文化国務長官のセーチ・ゲーザ英語版アンドラーシ通り沿いと西洋美術館、ブダペスト市立美術館英語版附近に新しい建物を作る計画を公式に示した。この建物には当美術館の収蔵物が収蔵される予定である[4]。この計画は大通り全体を用いる物で、博物館地区英語版計画と呼ばれる[5]

同年12月初頭、2010年から館長を務め、合併に反対であるターク・フェレンツはこの過程に対し、「甚だしく素人的であり、非民主主義で短絡」と発言、2011年末限りで館長職を辞する意向を表明した[6]2012年3月5日時点では新しい館長は選ばれておらず、代理としてセーチ・ジェルジが務めている[7]

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参考文献

外部リンク

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