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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ

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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』(英題:Baby Assassins Nice days)は、阪元裕吾監督による日本アクション映画2024年9月27日に公開された。主演は、前作『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』に引き続き、髙石あかり伊澤彩織が務める。

概要 ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ, 監督 ...

劇中、宮崎県宮崎市が主な舞台でオールロケーションが行われた[1]。宮崎市は杉本ちさと役の髙石あかりの出身地である。

2024年7月に第23回ニューヨーク・アジアン映画祭(23rd.NYAFF)でワールドプレミア上映され、アクション映画を表彰するダニエル・A・クラフト賞を日本映画として初めて受賞した[2][3]

本作のメイキングを含むドキュメンタリー映画『ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ』が製作され、2024年10月4日に劇場公開された[4]

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あらすじ

女殺し屋コンビである杉本ちさと・深川まひろの二人は所属する殺し屋協会からの依頼で九州、宮崎に出張する。南方でのバカンス気分を楽しみつつ、金の横領を働いた松浦という男の抹殺依頼をこなそうとする二人だったが、二人が松浦のいるという宮崎市庁に向かうとそこで彼が別の男に銃を突きつけられている現場に遭遇。戦闘になり、男の戦闘力の前にまひろは打ちのめされ、ちさとも制圧されてしまい、松浦には逃げられてしまう。

その後、協会から派遣された入鹿みなみと七瀬から、二人が交戦した男の正体が史上最強とも言われる殺し屋、冬村かえでと知らされる。冬村は協会に所属していない野良の殺し屋であり、標的を横取りしたことで協会の面子を潰したとして、彼の抹殺を命じられるのだった。

キャスト

杉本ちさと
演 ‐ 髙石あかり
「台東区で活動する別格の殺し屋」として業界内でも知られ、まひろとコンビを組む殺し屋。その高い戦闘能力と冷静な判断力で多くの任務を成功させてきた。過去の任務での功績から、殺し屋協会より「腕の立つ東京の殺し屋」として宮崎への派遣を打診され、現地でのトラブル収拾のために赴く。一見すると寡黙で感情を表に出さないタイプだが、相棒のまひろに対しては姉のような優しさや信頼を見せる場面も多く、彼女の奔放な言動を受け止めつつ支える存在となっている。任務遂行においては冷徹な判断を下す一方で、一般社会での生活や人間関係に不器用な一面も描かれ、殺し屋でありながら人間味を感じさせる人物としてシリーズの中心的存在を担う。本作では、宮崎での新たな任務を通して、これまで以上にまひろとの絆やチームとしての成熟が描かれている。
深川まひろ
演 ‐ 伊澤彩織
杉本ちさとの相棒の殺し屋。高い近接戦闘能力を持ち、敏捷性と柔軟な戦術眼を活かして任務を遂行する一方、経験不足や精神面の弱さが露呈する場面もある。特に、冬村との1対1の戦いでは圧倒され、自身の未熟さや悔しさをあらわにする描写がある。性格は明るく活発で、行動的だがやや感情的な一面もあり、冷静で計算高いちさととは対照的な存在として描かれる。任務中のトラブルや失敗を通して成長していく姿がシリーズの中で描かれ、ちさとの補佐役であると同時に、物語の感情的な起伏を担う重要なキャラクターである。本作では、ちさとの相棒としての連携や信頼関係を深めつつ、自身の弱さと向き合い成長していく過程が物語の中心的要素となっている。
冬村かえで
演 ‐ 池松壮亮
協会に属さない一匹狼の凄腕殺し屋。銃やナイフをはじめ多彩な武器を使いこなし、初戦でちさととまひろを圧倒するほどの戦闘能力を持つ。一方で、他人とのコミュニケーションが極めて苦手で、礼儀正しい反面、思い通りに事が運ばないとすぐに逆上するなど、重度のコミュニケーション障害的な一面を持つ。さらに、広川に搾取されている状況に気付かないなど、人間関係には不器用な面が目立つ。生活面でも独特で、部屋の中にテントを張って生活するなど奇行が多く、日記帳に殺しの成果や日常の出来事を細かく記録して大切にしている。特定の依頼を受けて行動することもあり、大学生が投稿した「苺を一口食べて捨てる」という動画による炎上事件に関連して、当該学生の親から「炎上に加担した150人の抹殺」を依頼されており、松浦がその150人目にあたる。冷静かつ高い戦闘能力を持つ一方で、社会的な常識や対人関係に不慣れな点が目立つ人物として、物語に独特の緊張感とユーモアをもたらす存在。
入鹿みなみ
演 ‐ 前田敦子
殺し屋協会に所属するベテランの殺し屋で、杉本ちさと・深川まひろにとっては先輩にあたる。田坂の同期でもあり、協会内では経験豊富な存在として知られる。性格は口うるさく、ちさとやまひろの緊張感に欠けた態度に不満を示す場面が多いが、指導力や状況判断力に優れ、若手の育成にも責任感を持つ。協会の任務において、冬村かえでが妨害行動を取ったことを受け、ちさと・まひろのもとへ派遣される。以降、彼女たちと共に冬村および松浦の抹殺任務にあたる。冷静な判断力と戦闘能力を兼ね備え、任務遂行においては若手殺し屋の補佐役であると同時に、作中の戦術的軸を担う存在として描かれている。
七瀬
演 ‐ 大谷主水
殺し屋協会に所属する殺し屋で、入鹿みなみの相棒。戦闘においてはみなみを補佐する役割を担い、協会内での任務遂行に貢献する。筋肉を鍛えることや食事に気を使うなど、身体管理に熱心な一面がある。また、地方出身と思われ、深川まひろが理解できないほどの方言を話すことがある。
松浦剛
演 ‐ かいばしら
殺し屋たちから標的にされている男性。殺し屋協会からは金の横領の疑いを受けて命を狙われる一方、冬村かえでからは大学生による動画炎上事件への加担が理由で抹殺対象となっている。
田坂守
演 ‐ 水石亜飛夢
1作目より登場する協会に属する清掃スタッフ。説教しながらメジャーのテープを出し入れする癖があり、それをちさとからウザがられており、また名前をちゃんと憶えられていない
宮内茉奈
演 ‐ 中井友望
前作より登場する田坂の後輩の清掃スタッフ。ゆるい雰囲気で話すが仕事は有能で銃器の扱いも長ける。
熊本での仕事からちさと・まひろ達の支援に宮崎にやってくる。
広川勉
演 ‐ カルマ
フリーの殺し屋仲介人。冬村の仲介を担当している。ちさとたちに捕まり、情報源とされてしまう。
笠松
演 ‐ 木部哲
野良の殺し屋集団『ファーム』の構成員で集団でNo1の殺し屋。
須佐野
演 ‐ 飛永翼
1作目より登場しているちさと・まひろのサポート役。本作では声のみの出演である。
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スタッフ

  • 監督・脚本 - 阪元裕吾
  • アクション監督 - 園村健介
  • 製作 - 奥村雄二、人見剛史、松原憲、小林良二、和田佳恵、五十嵐淳之、後藤剛
  • エグゼクティブプロデューサー - 鈴木祐介
  • プロデューサー - 角田陸、後藤剛
  • 音楽プロデューサー - 松原憲
  • 主題歌 - 女王蜂「狂詩曲」
  • 挿入歌 - 忘れらんねえよ with ちさと&まひろ「そっか、自由か。」
  • 音楽 - SUPA LOVE
  • 撮影 - 伊集守忠
  • 照明 - 関将史
  • 録音 - 小牧将人
  • 美術・装飾 - 岩崎未来
  • スタイリスト - 入山浩章
  • ヘアメイク - 赤井瑞希、仁部遥香
  • ガンエフェクト・編集・VFX - 遊佐和寿
  • 音響効果 - 吉田篤史
  • アクションコーディネーター - 川本直弘
  • 助監督 - 工藤渉
  • 制作担当 - 小玉直人
  • 制作プロダクション - シャイカー
  • 配給 - 渋谷プロダクション
  • 製作 -「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」製作委員会(TOKYO CALLING、ライツキューブ、SUPA LOVE、渋谷プロダクション、テレビ東京ムービーウォーカー、シャイカー)

脚注

外部リンク

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