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京福電気鉄道鋼索線

京都市左京区にある京福電気鉄道のケーブルカー路線 ウィキペディアから

京福電気鉄道鋼索線
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鋼索線(こうさくせん)は、京都府京都市左京区ケーブル八瀬駅からケーブル比叡駅に至る京福電気鉄道ケーブルカー路線。通称は叡山ケーブル(えいざんケーブル)。

概要 鋼索線, 基本情報 ...
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叡山電鉄叡山本線叡山ロープウェイとともに京都市内から比叡山山頂へのルートを形成する。高低差は561 mあり、ケーブルカーとしては日本最大である[1]

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路線データ

  • 路線距離(営業キロ):1.3 km[2]
  • 軌間:1,067 mm[2]
  • 駅数:2駅(起終点駅を含む)
  • 高低差:561 m[1]
  • 最大勾配:530 (約27 ° 55 [3]
  • 最小勾配:215 ‰
  • 平均勾配:413 ‰

運行形態

平日は20分 - 30分間隔の運行で所要時間は9分[4]。土曜日・休日および多客期には増便される[4]

2006年12月より叡山ロープウェイとともに冬期(例年12月初旬から春分の日の頃まで)運休するようになった。ただし、1月1日から3日の正月三が日延暦寺への初詣客のために特別運行する(なお、2014年は保守工事を理由として正月の運行は行われなかった)。ほぼ同期間は比叡山ドライブバスも運休するため、運休期間内に公共交通機関で比叡山を目指すには、大津側からのルートである通年営業の坂本ケーブルを利用することになる。

車両

旅客用はケ型2両 (1, 2) が在籍する。同形は1987年武庫川車両工業で製造された(台車回りは流用)[5]。また、貨車としてケト101がある。

ケ型諸元

  • 空車重量 10.6 t
  • 最大乗車人員 101人(座席定員34人)
  • 最大寸法 長さ12000 mm・幅2780 mm・高さ3630 mm

過去の車両

  • 1・2(初代) - 開業時に用意された車両は車台製作がスイスのテオドルベル、車体は日本車輌製造が製造した。3・4 の入線により予備車となり、後に改造されて 1・2(2代目)となった。
  • 3・4 - 1・2(初代)と同じ車台製作がスイスのテオドルベル、車体は日本車輌製造が製造した。戦時中は荷物車に改造され機材撤去に使用されたが、その後は使用されなかった。
  • 1・2(2代目)- 1・2(初代)の台車などを使用して製作。1955年廃車。
  • 1・2(3代目)- 1955年日立製作所

歴史

  • 1922年(大正11年)11月8日 鉄道免許状下付(愛宕郡八瀬村字青良谷-同郡同村四明嶽間)[6]
  • 1925年(大正14年)12月20日 京都電燈が叡山電気鉄道部の鋼索線として西塔橋(現在のケーブル八瀬) - 四明ヶ嶽(現在のケーブル比叡)間を開業[7]
  • 1942年(昭和17年)3月2日 京福電気鉄道へ分離譲渡[8]
  • 1944年(昭和19年) 休止[9]
  • 1946年(昭和21年) 運行再開[9]
  • 1965年(昭和40年)8月1日 西塔橋駅をケーブル八瀬遊園駅に、四明ヶ嶽駅をケーブル比叡駅に改称[9]
  • 2002年(平成14年)3月10日 ケーブル八瀬遊園駅をケーブル八瀬駅に改称[9]

駅一覧

さらに見る 駅名, 累計キロ ...

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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