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四ヨウ化ゲルマニウム
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四ヨウ化ゲルマニウム(Germanium(IV) iodide)は、化学式GeI4の化合物である。
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製法
ゲルマニウムとヨウ素の反応[2]か、二酸化ゲルマニウムと57%ヨウ化水素酸の反応[1]で得られる。
- GeO
2 + 4 HI → GeI
4 + 2 H
2O
化学的性質
四ヨウ化ゲルマニウムは、250℃でテトラアルキルスズと反応して、R2SnI2及びR2GeI2 (R= Et, Bu, Ph)を生成する[5]。ゲルマニウム及び硫黄と高温で反応して、赤色のGeSI2及び橙色のGe2S3I2を生成する[6]。イオン液体([BMIm]Cl/AlCl3)中、130℃でノナカルボニル二鉄と反応して、Ge12[Fe(CO)3]8I4を得る[7]。
- 12 GeI
4 + 15 Fe
2(CO)
9 → Ge
12[Fe(CO)
3]
8I
4 + 22 FeI
2 + 111 CO↑
物理的性質
橙色から赤色の結晶性固体で、水中で加水分解する。二硫化炭素及びベンゼンに可溶であるが、四塩化炭素及びクロロホルムには難溶である[3]。融点を超えると、二ヨウ化ゲルマニウムとヨウ素に分解し始める[8]。立方晶系に結晶化し、空間群はPa3、格子定数はa = 11.89 Åである。結晶構造は、四面体状のGeI4分子から構成される。
出典
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