奏

象形。装飾の施された演舞用の道具を持つさまを象る。「かなでる」を意味する漢語｛奏 /*tsˤos/｝を表す字。^{[字源 1]}
- 植物を捧げるさまの象形文字とする説もあるが、「無」の古形との比較から中央部は植物ではなく舞具を象ったものである可能性が高いと指摘されている。^{[字源 2]}

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[字 1]
季旭昇撰『説文新証』芸文印書館、2014年、778-779頁。
張富海「“𠦪”字本義考」『古文字研究』第35輯中国古文字研究会、福建師範大学文学院編、中華書局、2024年、594頁。
[字 2]
李孝定編述『甲骨文字集釈』中央研究院歴史語言研究所、1970年、3241頁。
張富海「“𠦪”字本義考」『古文字研究』第35輯中国古文字研究会、福建師範大学文学院編、中華書局、2024年、594頁。

音	呉音: ス漢音: ソウ表内
訓	訓読み: かな-でる表内名乗り: すすむ

-	Unicode: U+594F
日	JIS X 0213/0208: 1面33区53点 [第1水準] (`Shift_JIS=0x9174`, `EUC-JP=0xC1D5`, `ISO-2022-JP=0x4155`) MJ文字図形: MJ009488
中	GB18030: `0xD7E0`
台	Big5: `0xABB5` CNS 11643: 1面 `0x5057`
韓	KS X 1001: `0x7134`

漢字

小篆	流伝の古文字

《説文》（漢）	《六書通》（明）