康

「庚」（楽器の一種）に音を表す小点を加えた異体字^{[字源 1]}。のち仮借して「やすらか」を意味する漢語｛康 /*khaang/｝に用いる。
- 『説文解字』では「米」に従うと説明されているが、これは誤った分析である。甲骨文字の形^{[字源 2]}を見ればわかるように「米」とは関係がない。

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[字 1]
季旭昇撰『説文新証』芸文印書館、2014年、573-574頁。
[字 2]
李宗焜編著『甲骨文字編』中華書局、2012年、1144頁。
劉釗主編『新甲骨文編（増訂本）』福建人民出版社、2014年、430-431頁。
夏大兆編著『商代文字字形表』上海古籍出版社、2017年、300頁。

金文	小篆	流伝の古文字

西周	《説文》（漢）	《六書通》（明）

音	呉音: コウ表内[カウ] 漢音: コウ表内[カウ]
訓	訓読み: やす-い[やすし] 名乗り: かん、こ、みち、やす

-	Unicode: U+5EB7
日	JIS X 0213/0208: 1面25区15点 [第1水準] (`Shift_JIS=0x8D4E`, `EUC-JP=0xB9AF`, `ISO-2022-JP=0x392F`) MJ文字図形: MJ011016, MJ011017
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台	Big5: `0xB164` CNS 11643: 1面 `0x5A2A`
韓	KS X 1001: `0x4B2C`

漢字