蜀

形声。「虫」+音符「𦉶 /*TOK/」。蝶や蛾の毛虫（芋虫）を意味する漢語｛蜀 /*dok/｝を表す字。のち「蠋」とも書かれる。
- （参考：「𦉶」は目が強調された人物を象る象形。「注視する」を意味する漢語｛矚 /*tok/｝を表す字。^{[字源 1]}）

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[字 1]
蔣玉斌「釈甲骨文中“独”字初文」『古文字研究』第30輯中国古文字研究会、中山大学古文字研究会所編、中華書局、2014年、67-72頁。
郭理遠「従甲骨文的“矚”“燭”説到古代“燭”的得名原因及其源流」『出土文献与古文字研究』第9輯復旦大学出土文献与古文字研究中心編、上海古籍出版社、2020年、131-152頁。

桑の葉などにつく芋虫・毛虫など昆虫の幼虫。
古代中国にあった国、王朝。
1. 三国時代にあった国（通称は「蜀漢」、自称は「漢」）。 - w:蜀
2. 五胡十六国時代にあった国。 - w:成漢、w:後蜀 (五胡十六国)
3. 五代十国時代にあった国。 - w:前蜀、w:後蜀 (十国)

甲骨文字	金文	甲骨文字	小篆	流伝の古文字

殷	西周		《説文》（漢）	《六書通》（明）

音	呉音: ゾク漢音: ショク
訓	訓読み: いもむし

-	Unicode: U+8700
日	JIS X 0213/0208: 1面73区70点 [第2水準] (`Shift_JIS=0xE586`, `EUC-JP=0xE9E6`, `ISO-2022-JP=0x6966`) MJ文字図形: MJ023468
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漢字