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さんふらわあ7は、関西汽船が運航していたクルーズ客船。竣工時はRORO貨客船若潮丸であった[2]。
さんふらわあ7 | |
---|---|
基本情報 | |
船種 | クルーズ客船 |
船籍 |
日本 ギリシャ |
所有者 | 関西汽船 |
運用者 | 関西汽船 |
建造所 | 臼杵鉄工所(1165番船) |
母港 | 大阪港/大阪府 |
姉妹船 | 黒潮丸 |
IMO番号 |
7323449 115613(※船舶番号) |
MMSI番号 | 237031000 |
改名 |
(1973-1979)若潮丸 (1979-1991)さんふらわあ7 (1992-1995)アポロン (1995-2002)ミノアンプリンス (2002-2014)ゴールデンプリンス |
建造期間 | 1972年 - 1973年 |
就航期間 | 1973年 - 2011年 |
経歴 | |
起工 | 1972年12月12日 |
進水 | 1973年4月4日 |
竣工 | 1973年6月29日 |
就航 | 1973年 |
運航終了 | 1991年 (さんふらわあ7) |
引退 | 2011年 |
最後 | 2014年、トルコで解体 |
要目 | |
総トン数 | 7,494 トン |
全長 | 124.9 m [1] |
垂線間長 | 115.0 m[1] |
全幅 | 17.2 m[1] |
深さ | 6.8 m |
機関方式 | ディーゼル |
主機関 | 日本鋼管-SEMT ピルスティク 2基[1] |
出力 | 21,600 ps[1] |
最大速力 | 25ノット[1] |
旅客定員 | 764名 |
乗組員 | 62名 |
黒潮丸に続く関西汽船の沖縄航路向けのRORO貨客船の第二船として、臼杵鉄工所で建造され、若潮丸として1973年6月に阪神 - 奄美 - 沖縄航路に就航した。1978年3月、フェリーくろしおの投入によりフェリー航路化されたため係船かつクルーズ客船に改装された。
1978年末に海外就航可能なクルーザーへの改造を決定し「X丸構想委員会」を設立し「近海国際船級の取得」「収容人数1000名」「船床のベッド化」「公室の充実と公室席数とベッドの比を1以上とする」の4点を目標とし、その後ゆとりと安全性を考慮し内航時805名・外航時500名の定員とし1979年6月に改装を完了しさんふらわあ7として再就航した[1]。関西汽船で初めて「さんふらわあ」塗装が導入され、竣工直後は国内クルーズに用い12月には国際船級取得に向けての改装を行い12月24日より海外クルーズ運用を開始した[1]。主にチャーター客船として使用され、少年の船、青年の船、修学旅行、洋上セミナーなどで利用された。主な団体利用としては1980年の四国創価学会所属メンバーの横浜訪問[3]、1987年から1989年まで3回のピースボートによるクルーズ[4]などがある。
1991年、海外売船され、ギリシャのエピロティキラインでアポロン(APOLLON)として就航した。クルーズ客船として使用され、定員は500名に減少した。
1995年にミノアンラインズに売却され、ミノアンプリンス(Minoan Prince)となった。
2002年11月、SEAFIGHTER NAFTIKI ETERIAへ売却され、ゴールデンプリンセス(Golden Prince)となり、イラクリオン発着のミニクルーズで使用された。
2007年4月にピレウスの造船所でドライドックに入ったが、その後、安全基準の強化のため、運航はサントリーニ島発着のワンデークルーズのみに限定された。
クルーズ客船への改造にあたり、船首甲板と船尾甲板のクレーンは撤去されたが、右舷船尾に設置されていたランプウェイは残された。船体の上部と後部に船室が増設され、片弦5艘ずつ救命ボートが設置された。貨客船を改造したため、バス・トイレ付の船室は2室のみであるなど、クルーズ客船としての設備は不十分であった。
海外売船後、残されていたランプウェイも撤去されデッキが延長されるなど、クルーズ客船としてさらに改造を受けている。
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