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2007年の映画 ウィキペディアから
『スターダスト』(原題:Stardust)は、2007年公開のイギリスとアメリカ合作による恋愛ファンタジー・アドベンチャー映画。
スターダスト | |
---|---|
Stardust | |
監督 | マシュー・ヴォーン |
脚本 |
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原作 |
ニール・ゲイマン 『スターダスト』 |
製作 |
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製作総指揮 |
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ナレーター | イアン・マッケラン |
出演者 | |
音楽 | イラン・エシュケリ |
主題歌 |
「ルール・ザ・ワールド」 テイク・ザット |
撮影 | ベン・デイヴィス |
編集 | ジョン・ハリス |
製作会社 |
|
配給 | パラマウント・ピクチャーズ |
公開 | |
上映時間 | 128分[1] |
製作国 | |
言語 | 英語 |
製作費 | $70 - 88.5 million[2][3] |
興行収入 | $137 million[4] |
マシュー・ヴォーンとジェーン・ゴールドマンが共同で脚本を担当し、マシュー自身は監督も務めた。ニール・ゲイマンが1999年に発表した同名小説を基に、クレア・デインズやチャーリー・コックス、シエナ・ミラー、リッキー・ジャーヴェイス、ジェイソン・フレミング、ルパート・エヴェレット、ピーター・オトゥール、ミシェル・ファイファー、ロバート・デニーロらが出演し、イアン・マッケランがナレーションを担当した。
マシュー・ヴォーン監督にとっては、初のメジャースタジオ配給作品となる。
この映画は、イギリスの架空の町のウォールに住む青年トリスタンを描いた作品である。魔法に満ちたファンタジーの王国ストームホールドの国境に位置する町「ウォール」に住むトリスタンは、愛するヴィクトリアに結婚を申し込むために、落ちてきた星を拾おうと魔法の世界に入っていく。彼が追い求めた星は、なんと驚いたことにイヴェインという名の女性であった。魔女やストームホールドの王子たちもイヴェインを狙って追ってくる。一方、トリスタンは申し出の期限であるヴィクトリアの誕生日までに、彼女を一緒にウォールへと連れ出そうとする。
この映画は高評価を持って迎えられ、7000万~8850万ドルの製作費に対して1億3700万ドルの興行収入を記録した[4]。2008年にはヒューゴー賞長編映像部門を受賞した[5]。2007年12月18日にDVDとブルーレイ、HD DVDでリリースされた。
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AP通信の映画評論家であるDavid Germainは、この映画を「2007年の映画ベスト10」で7位に選んだ[8]。また、主題歌の『ルール・ザ・ワールド』は第80回アカデミー賞の歌曲賞部門に応募されたが、ノミネートされなかった[9]。
賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
---|---|---|---|
34th Annual Saturn Awards 2008[10] | 最優秀ファンタジー映画賞 | 『Stardust』 | ノミネート |
最優秀助演女優賞 | ミシェル・ファイファー | ||
最優秀衣装デザイン賞 | Sammy Sheldon | ||
Empire Awards 2008[11] | 最優秀SF/ファンタジー作品賞 | 『Stardust』 | 受賞 |
GLAAD Media Awards 2008 | Outstanding Film - Wide Release | 『Stardust』 | 受賞 |
ヒューゴー賞 2008[5] | Best Dramatic Presentation - Long Form | Jane Goldman (written by), Matthew Vaughn (written by/director), Neil Gaiman (based on the novel by), Charles Vess (illustrated by) |
受賞 |
Phoenix Film Critics Society Awards 2007[12] | Overlooked Film of the Year | 『Stardust』 | 受賞 |
この映画は、2007年12月18日にリージョン1のDVDとHD DVDの両方で発売された[4]。DVDはフルスクリーンとワイドスクリーンの両方のアスペクト比で発売された[13]。HD DVDとDVDの特典映像には、『Good Omens: The Making of Stardust』と題したドキュメンタリーが収録され[14]、映画の削除シーンや、映画のNG集、映画の劇場版予告編が収録されている。
HD DVD版の本編と特典映像は、2.35:1のワイドスクリーン高精細1080pで提供され、ドルビーデジタルプラス5.1音声で収録している[15]。
この映画は、2010年9月7日にリージョンAのブルーレイディスク(カナダと米国)で発売された[16]。
ヴォーンは、1960年代のロンドンを舞台にした『スターダスト2』の構想を練っていたが、1作目は続編を製作できるほどの経済的な成功を収めることは出来なかった[17]。
映画公開10周年を迎えて、ヴァニティ・フェア誌は、キャリアの初期にこの役を演じたことでファンからよく知られているチャーリー・コックスにインタビューを行った。コックスは、この映画がなぜこれほど人気があるのか分からないとしながらも、ヴォーンが幅広い層にアピールする映画を作りたかったことや、ゴールドマンが余計なディテールをカットし、物語の核心に焦点を当てたことが功を奏したことについて言及している。Vanity Fair誌は、この映画が番組販売のもとで頻繁に再放送されていることに触れ、素晴らしいキャストや古すぎない特殊効果により「限りなく好感が持てる」とし、、「ゲイマンの作品の最高の映画化で、彼独特の暗さと奇抜さの融合を完璧に捉えている」と評した[18][19]。
ヴォーン監督は、この映画のマーケティング方法について、「『プリンセス・ブライド・ストーリー』の影響をより強く受けているのに、『ロード・オブ・ザ・リング』のように宣伝された」と批判している。また、映画館での上映はうまくいかなかったが、DVDでは「エバーグリーンタイトル(evergreen title、時を経ても色褪せない作品)」になったと言及した[20]。
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